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2011年8月25日 (木)

プルシアンブルーを利用して多様な形態のセシウム吸着材を開発

プルシアンブルーを利用して多様な形態の
セシウム吸着材を開発

2011年8月24日 産業技術総合研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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ポイント
・安価な顔料であるプルシアンブルーを
 利用し、優れたセシウム吸着能力を持つ
 吸着材を開発
・用途に応じて、布状、液状、ビーズ状
 など多様な形態のセシウム吸着材が
 使用可能に
・放射性物質漏洩事故などにおける環境中
 の放射性セシウムの除去に期待

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 独立行政法人 産業技術総合研究所
【理事長 野間口 有】(以下
「産総研」という)ナノシステム研究部門
【研究部門長 八瀬 清志】グリーン
テクノロジー研究グループ 川本 徹 研究
グループ長、田中 寿 主任研究員、
北島 明子 産総研特別研究員は、
大日精化工業株式会社【取締役社長
高橋 弘二】(以下「大日精化」という)、
関東化学株式会社【代表取締役社長
野澤 学】(以下「関東化学」という)と
共同で、安価な顔料である
プルシアンブルーを利用し、さまざまな
用途に使用できる各種セシウム吸着材を
開発した。

 平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震
に伴い発生した東京電力福島第一原子力
発電所の事故により、さまざまな場所で
放射性セシウムが検出されている。

 この放射性セシウムの回収には、選択的
にセシウムを吸着し、かつ多様な形態で
使用できる吸着材が必要である。

 今回、産総研で独自に開発した
プルシアンブルーのナノ粒子と市販品の
プルシアンブルーを適切に使い分けること
で、布状、液状、ビーズ状など、用途に
合わせて使うことのできる
各種セシウム吸着材を開発した。

 これらのセシウム吸着材によって、
汚染水や土壌など環境中の放射性セシウム
の除去に貢献できることが期待される。

 一般に、セシウム水溶液からセシウムを
吸着する能力の判断基準として、分配係数
(Kd)がある。

 着色綿布や不織布のようにほかの材料
との複合体に加工するとKdは低くなるが、
今回開発したセシウム吸着材はどれも
概ね10,000 mL/g以上のKdを示した。

 これは、加工を加えていないゼオライト
の性能に匹敵するものである。

 特に、ナノ粒子分散液は、複合体への
加工をしていないため、1,700,000 mL/gを
超えるKdを示すケースもあった。

 また、着色綿布については、カラムに
充填し、非放射性セシウムイオンが溶解
した疑似河川水を通水することにより、
カラム形式での吸着能力を評価した。

 1.81 gの着色綿布を使用し、5.8 ppm
のセシウムイオン濃度の疑似河川水
(通常の河川の1000倍以上の濃度)を通水
した場合の結果を図2に示す。

 この着色綿布は、通水量が1100 mLを
超えるまでセシウムイオンを大幅に吸着
し、通水前の約1000分の1の濃度にすること
ができた。
 1.81gの着色綿布が吸着した
セシウムイオンは6.4 mgであり、
セシウムイオンが全てセシウム137であった
場合には、20ギガベクレルの放射性物質を
河川水から除去できたことになる。

 今回開発した吸着材の一部は、既に
各種実証試験において使用中、あるいは
使用予定である。

 紺青分散液は、福島県天栄村において、
農作物の放射性セシウム吸収を阻害する
目的で、水田および畑に散布済であり、
農作物の収穫を待ち、その効果を評価する
予定である。

 着色綿布と不織布は、平成23年8月24日
に、独立行政法人 農業・食品産業技術総合
研究機構の「福島県飯舘村現地水田ほ場
における農地土壌等における放射性物質
除去技術開発のための一連の試験」で使用
される予定である。
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良いですね。
どんどん進めてください。

積極的にメディアはとりあげて、徐染を
進めていることをアピールして欲しい。

他にもいろいろあったはず。

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