腎臓の炎症、がん関連遺伝子が関係 東大チームが解明
腎臓の炎症、がん関連遺伝子が関係
東大チームが解明
2011年8月9日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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がんの増殖に関わる遺伝子の働きで、
腎臓の炎症が進む場合があることを、
東京大の永井良三教授や真鍋一郎特任
准教授らのチームが、マウスの実験で
確かめた。
この遺伝子の働きを抑える薬ができれば、
慢性腎臓病の新しい治療になることが期待
される。
この遺伝子は「KLF5」といい、
永井教授らが2002年に発見。
動脈硬化やがんの増殖に関わることが
分かっている。
慢性腎臓病の炎症が血管の炎症とも似て
おり、マウスの腎臓での働きを調べた。
マウスの尿管を縛ると、腎臓では尿を
濃縮する集合管という場所でKLF5が
盛んに働き、炎症が起きる仕組みを活性化
していた。
一方、遺伝子操作でKLF5を働き
にくくしたマウスでは、尿管を縛っても
炎症は起きなかった。
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がん関連遺伝子って、がんの増殖だけで
なく、他にも悪影響を与えることがあるん
ですね。
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