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2011年8月 3日 (水)

(社説)低投票率 民主政治の基盤を崩す

(社説)低投票率 民主政治の基盤を崩す
2011年08月02日 朝日新聞

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 有権者の4人に3人がそっぽを向く。
 こんな選挙って、ありなのか。

 おとといの埼玉県知事選の投票率は
24・89%だった。
 全国の知事選での過去最低記録を
更新した。

 3選をめざす現職を、民主、自民、
公明各党が相乗りで支援した。
 勝敗の行方はほぼ見えていた。

 それにしても、である。

 これほど多くの主権者が、政治に参加
する権利を放棄することは、民主政治の
基盤を掘り崩す深刻な事態と受けとめ
なければならない。

 有権者も考えてほしい。
 「首長や議員なんて誰がやっても同じだ」
などと思ったら大間違いだ。

 大震災で、自治体のリーダーの力量の
重要性を思い知らされたばかりでは
ないか。

 推したい候補者がいなければ、より
ましな人を見つけよう。

 その上で、選挙制度を改善していくこと
が不可欠だ。

 たとえば、候補者に世襲や業界団体、
労働組合の関係者らではない
「普通の市民」「女性」「若者」を増や
そう。

 そのためには会社員や公務員が退職
しなくても立候補できる「在職立候補制度」
や、任期を終えたら元の職場に戻れる
「休職・復職制度」を検討すべきだ。

 市議が現職のまま県議選に挑戦できる
ようになるだけでも、関心は高まるだろう。

 これから分権改革が進み、自治体に権限
や財源が渡れば、首長の責任は増し、
チェックする議会の役割も重くなる。

 そのときに、「住民不在」のような
低投票率では、有権者に不利益が及び
かねない。

 政治に不満を持つだけでなく、身近な
ところから改善していこう。
 そのためにも、地方選にもっと目を
向けよう。
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同感です。
どうしてこうも無関心なのか?

自分の義務を放棄しておいて、
どうして人に文句をつけられるのか?

地方も国会も体たらくなのは、国民の
無関心さの表れでは無いのでしょうか?

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