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2011年8月16日 (火)

がん細胞の悪性化を食い止める

がん細胞の悪性化を食い止める
12 August 2011
RIKEN Research Highlights

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 真菌が産生する新発見の天然物質が、
がん細胞の悪性化を防ぐ

 韓国のデジョンで採取された
土壌サンプル中の土壌菌から珍しい
新規化合物が単離され、新しい種類の
抗腫瘍薬が生まれる可能性が出てきた。

 発見したのは、韓国生命工学研究院
(KRIBB)のJong Seog Ahn博士が率いる
グループと、理研基幹研究所
ケミカルバイオロジー研究基盤施設
(埼玉県和光市)の長田裕之施設長が
率いるグループである。

 この化合物は、がん細胞の
移動性コロニーの形成を阻害するので、
がんが悪性化し体中に広がるのを防ぐこと
ができると考えられる1。

 研究グループは、この天然物質を単離
して、fusarisetin Aと名付け、
核磁気共鳴装置、CDスペクトル測定装置や
X線装置などを用いて、構造解析を行い、
その化学構造を詳細に調べた。

 すると、fusarisetin Aがこれまでに
記載されたことのない新しい化学構造を
有する天然物質であることが判明した。

 長田施設長によれば「X線構造解析用の
結晶化に成功したことが突破口に
なりました。
 結晶構造解析は、化学構造を厳密に決定
する上で極めて重要です」と語る。

 さらに、その生物活性を詳しく調べた
ところ、fusarisetin Aががん細胞を
殺さず、コロニーの形成を優先的に阻害
することがわかった。
 コロニー形成を阻害することが知られて
いるほかの化合物と比較すると、
fusarisetin Aは、それらとは異なる働き
をしていることが明らかになった。

 これは、既存の化合物とは異なる
標的分子があることが示唆される。

研究グループはすでに、fusarisetin Aの
標的分子を探し、どのようにしてがん細胞
の凝集を阻害するのか、その仕組みを解明
する実験を行っている。
 長田施設長によれば、標的分子の候補は
解析中であると言う。

 fusarisetin Aそのものには、医薬品に
適用できるほどの生物活性はない。
 しかし、化学構造をうまく制御すれば、
その活性を向上させられる可能性がある。
 Ahn博士は、「より高い生物活性をもつ
fusarisetin Aの誘導体を手に入れること
ができれば、新しい抗腫瘍剤の開発も可能
になるでしょう」と語っている。
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>fusarisetin Aそのものには、医薬品に
>適用できるほどの生物活性はない。
というこで、残念ですが、
これからの可能性に期待しましょう。

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