ビフィズス菌「LKM512」摂取による寿命伸長効果を発見
ビフィズス菌「LKM512」摂取による
寿命伸長効果を発見
2011年8月17日
協同乳業株式会社
詳細は、リンクを参照して下さい。
ご参考です。
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今回の研究は、プロバイオティクス
ビフィズス菌「LKM512」を摂取し、
腸内細菌に※ポリアミンを生成させること
で、老年病の原因である慢性炎症を抑える
ことが可能になるという仮説を検証する
ために実施しました。
実験は、10ヶ月齢のマウス
(ヒト換算:30-35歳)を用い、
LKM512投与、ポリアミンの経口投与、
生理食塩水との比較試験の形式で行い
ました。
その結果、LKM512は、大腸内の
ポリアミン濃度を上昇させることで、
大腸バリア機能が維持され、抗炎症効果が
得られ、寿命を伸長させることが明らかに
なりました。
一方、ポリアミンの経口投与でも一定の
寿命伸長効果はあったものの、LKM512と
比較すると弱いものでした。
今回の研究成果は、カロリー制限以外の
方法で、マウスの寿命伸長効果が得られる
ことを証明した数少ない成果となって
います。
※ポリアミン:DNA、RNA、タンパク質の
合成および安定化や細胞の増殖および分化
に関与している生理活性物質であり、
全ての生物の細胞に普遍的に存在する。
抗炎症作用、抗変異原作用、
オートファジーの誘導、腸管バリア機能の
維持・促進などの作用が報告されている。
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なかなか面白い成果ですね。
真面目な研究なのでそれなりに信用できそう
です。
>カロリー制限以外の方法で、マウスの
>寿命伸長効果が得られることを証明した
>数少ない成果
だそうです。
この前、テレビ放送で、長寿遺伝子の
活性化には20~30%のカロリー制限が有効
だと言っていましたね。
米国ではお金をかけて大規模な研究を
しているようでした。
多人数、長時間をかけた研究です。
かなり有効そうでした。
ただ長寿だけでなく、健康で、
というのが大事ですね。
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