ECRR議長・バズビー博士が内部被曝について重大な警告
ECRR議長・バズビー博士が内部被曝
について重大な警告
2011.07.26 カレイドスコープ
詳細は、リンクを参照して下さい。
ご参考です。
驚く内容ですね。
各自判断してください。
私が興味を抱いた内容のみ載せます。
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ホールボディーカウンター(WBC)は、
ほとんど役に立ちません。
WBCが検知できるのはセシウムだけ
ですが、セシウムは本質的な問題では
ありません。
お金は、もっと食品や大気中の放射能の
測定に使われるべきです。
大気中や食品に放射能があれば、それは
人体に入ってくるからです。
人体の放射能は、空気中よりもはるかに
測定が困難です。
WBCには、さらに重大な問題があります。
WBCを受けた後、本当は問題があるのに
自分は被曝していないと誤解すること
です。
セシウムが検出されても基準以下だった
とか、飛行機に乗ったのと同じ程度だとか
言われて、WBCの結果だけで安心してしまう
のが問題です。
だからWBCは時間の無駄なので、やめる
べきだと思います。
【神保】
結局、今の話でびっくりしたのは、車の
フィルターからα線が検知された、という
こと。
今後、日本人へのアドバイスとして、
車のエアフィルターの検査はやったほうが
いい、ということでした。
というのは、ECRRが採用している
リスクモデルで非常に注目すべき点が
あって、ホット・パーティクル
(高放射性超微粒子)という超微粒子の
放射性物質が雲のようなミストとなって
運ばれて、ある一定のところでドンッ降下
する。
このホットスポットと、
ホット・パーティクルに含まれている
核種が何か、について特にECRRは注目して
います。
ホットパーティクルを比較的計測
しやすいのが車のエアフィルター。
で、その車のエアフィルターについて
いるホットパーティクルの量、計った場所
の距離を計算する、だいたいどんな核種が、
どれくらい入っているかが分かる、
といっています。
車と同じ空気を吸っているわけなので、
(その人が、どれくらい内部被曝している
か)だいたい分かるらしい。
インタビューの中に出ていました
けれど、WBCを高いお金をかけて設置する
よりは、車のエアフィルター、ないしは、
フィルター機能のついている計測器で、
まず採取して専門機関に回したほうが、
具体的に身体の中に、どんな核種を取り
入れているのかが分かる、ということ
です。
WBCはγ線しか計れない。
核種までは分からない。
すでに身体の中に入ってしまっている
ので。
【神保】
むしろ内部被曝で、より害が大きい
のはα線やβ線を出す核種なので、
一番害の小さい放射線核種だけ計って
WBCで安心していても、まったく出ない
β線やα線の核種が体の中に入っている
危険性が残ってしまう、ということです
ね。
【藍原】
先生がおっしやっていたのは、
HEPAフィルターという、これ原発の施設の
中にも設置されているようなエアフィルター
なんですが、HEPAフィルターも有効なの
ではないかと。
で、機械にHEPAフィルターをくっつけて
大きなポンプで、どんどん送って行って
空気を採取していって、そのHEPAフィルター
にくっついた核種分析をしていくという
ことで。
ま、このHEPAフィルターを確認すると、
距離に換算すると原発から300km離れた
ところでは300倍くらいに密集して集まる
そうで、100kmぐらいでは、その3倍で
1000倍程度、要するに福島県の会津若松
では東京の3倍くらいの核種が計測できる
んじゃないかということなんですね。
【神保】
HEPAフィルターというのは、
「High Efficiency Particulate Air
Filter」のことで、空気清浄機に入って
いるフィルターの一種。
【藍原】
これは日本語で、「高性能エア
フィルター」と呼ばれて、実際、原子力施設
の喚起システムとしても使われている、
というもの。
【神保】
クリーンルームでもメイン・フィルター
としては、このHEPAフィルターが使われて
いるとあります。
【藍原】
これも有効ではないかということです。
車のフィルターですと、(小さな穴の
大きさの関係で)実際の空気中に漂っている
放射性物質の50%くらいは集められるのでは
ないかというお話です。
もちろん、車のエアフィルターをすり
抜けて車内に入ってしまう分もあるわけ
ですから。
ドアの開け閉めなどでも車内に入って
きてしまうから。
でも、このα線が車のフィルターから
出たというのは初めてのニュースではない
ですか。
【藍原】
そうですね、実際、日本で、そのような
検査・調査をしている方がいれば分かるで
しょうけれども。
【神保】
でも4ヶ月も誰もやってなかったという
のは、ちょっと困ったことですね。
【藍原】
いままでのところ、メディアでは、
そういったところは出ていません。
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>ECRR(European Committee on Radiation
>Risk)というと、公的な機関のように
>聞こえるが、実は、これは市民団体。
>(ドイツ放射線防護委員会のようなもの)
>ICRPが不十分だということで、それを
>指摘するためにリスクモデルを科学的に
>調査、あるいは疫学的な調査も入れながら
>まとめた、という専門家集団です。
従ってICRPとは全く考え方が違う。
事実をしっかりつかまないと駄目。
その意味で車のフィルターでも良い
ですから、真面目に、どんな核種が
現在でているのか、測定して貰いたい。
それによって対策を考える。
事実に基づいて具体的に行動する。
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