« 福島第一原発、溶融燃料の測定法開発へ 文科省 | トップページ | 福祉用ロボットスーツHALがリハビリの意欲向上に役立つことが分かる! »

2011年8月19日 (金)

児玉演説があきらかにした「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞

児玉演説があきらかにした
「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞

2011-08-08
Hatena::Diary
「赤の女王とお茶を」より

詳細は、リンクを参照して下さい。

東大アイソトープ総合センター長、
児玉龍彦氏の参考人演説へのリンクも
ありますので、一度見てください。
関連情報
放射線の健康への影響 
児玉龍彦氏発言

2011年07月30日 Neurology
判断は各自でどうぞ。

勉強させて貰いました。
このブログで学んだことは、

1.児玉先生は、内科医であり、
医療に放射線同位元素を使用している。
それでも安全でなければならない。
=内部被曝の危険性を熟知している人
内部被曝そのものを専門とする科学者
であるということです。
その人の発言であることが重要。

2.大量な汚染が起こった場合は被曝の
総量が大事。
被害の大きさ=被曝の総量
だということ。

---------------------------------------
 ICPRのLNT(しきい値なし直線)仮説に
従って考えれば、晩発性障害の総量は、
被曝の総量に比例することは、すぐに
わかります。

 つまり低線量では個々人のリスクは
下がってもゼロにはならず、「線量x人数」
で得られる被曝総量が大きければ、
全体としての被害は甚大なものになる
ということです。

 たとえば「10mSvが1000万人」の場合と、
「100mSvが100万人」では、被害総数は
同じということになります。
 「濃く狭く」と、「薄く広く」では、
同じ被害を生むのです。

 しかしながら、事故以来多くの機関や
メディア、一部科学者は、
「100mSv以下は大丈夫」のような発信を
くりかえしてきました。

 ICPR勧告に従うといいながら、これまで
ほとんどの対応は低線量被曝のリスクを
過小評価し、緊急時や復興時といった
状況認識を混同させています。

 このように児玉氏の主張は、決して
オーバーなものではなく、ICPR勧告を
忠実に受け取った場合の認識と対応を
あらわしている、と考えるべきでしょう。
---------------------------------------

同感です。

確かに低線量では個々人のがん発生確率は
下がるでしょうが、全体で見た場合は、
被害の大きさ=被曝の総量となり、
被害は甚大となると思わざるを得ません。

被害を少しでも、少なくするためには
直ちに、徐染をしなくてはいけない。

政治家は被害を過小評価しては
なりません。

|

« 福島第一原発、溶融燃料の測定法開発へ 文科省 | トップページ | 福祉用ロボットスーツHALがリハビリの意欲向上に役立つことが分かる! »

経済・政治・国際ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 児玉演説があきらかにした「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞:

« 福島第一原発、溶融燃料の測定法開発へ 文科省 | トップページ | 福祉用ロボットスーツHALがリハビリの意欲向上に役立つことが分かる! »