児玉演説があきらかにした「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞
児玉演説があきらかにした
「100mSv以下は大丈夫」の欺瞞
2011-08-08
Hatena::Diary
「赤の女王とお茶を」より
詳細は、リンクを参照して下さい。
東大アイソトープ総合センター長、
児玉龍彦氏の参考人演説へのリンクも
ありますので、一度見てください。
関連情報
「放射線の健康への影響
児玉龍彦氏発言」
2011年07月30日 Neurology
判断は各自でどうぞ。
勉強させて貰いました。
このブログで学んだことは、
1.児玉先生は、内科医であり、
医療に放射線同位元素を使用している。
それでも安全でなければならない。
=内部被曝の危険性を熟知している人
内部被曝そのものを専門とする科学者
であるということです。
その人の発言であることが重要。
2.大量な汚染が起こった場合は被曝の
総量が大事。
被害の大きさ=被曝の総量
だということ。
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ICPRのLNT(しきい値なし直線)仮説に
従って考えれば、晩発性障害の総量は、
被曝の総量に比例することは、すぐに
わかります。
つまり低線量では個々人のリスクは
下がってもゼロにはならず、「線量x人数」
で得られる被曝総量が大きければ、
全体としての被害は甚大なものになる
ということです。
たとえば「10mSvが1000万人」の場合と、
「100mSvが100万人」では、被害総数は
同じということになります。
「濃く狭く」と、「薄く広く」では、
同じ被害を生むのです。
しかしながら、事故以来多くの機関や
メディア、一部科学者は、
「100mSv以下は大丈夫」のような発信を
くりかえしてきました。
ICPR勧告に従うといいながら、これまで
ほとんどの対応は低線量被曝のリスクを
過小評価し、緊急時や復興時といった
状況認識を混同させています。
このように児玉氏の主張は、決して
オーバーなものではなく、ICPR勧告を
忠実に受け取った場合の認識と対応を
あらわしている、と考えるべきでしょう。
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同感です。
確かに低線量では個々人のがん発生確率は
下がるでしょうが、全体で見た場合は、
被害の大きさ=被曝の総量となり、
被害は甚大となると思わざるを得ません。
被害を少しでも、少なくするためには
直ちに、徐染をしなくてはいけない。
政治家は被害を過小評価しては
なりません。
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