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2011年7月13日 (水)

復興資金捻出のため、国家の成長の基盤となる科学研究費も一律カットで本当の復興はなるのか

復興資金捻出のため、国家の成長の基盤
となる科学研究費も一律カットで本当の
復興はなるのか

2011年07月11日
Biotechnology Japan:Webmasterの憂鬱

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 もうすぐ、糖鎖も間違いなく、臨床上
有用なバイオマーカーとして確立する時代
がやってきます。

 これからは少し科学にとっては厳しい
お話です。

 2011年度予算の執行が始まっています
が、皆さんの科研費でもそうでしょうが
10%の予算を執行保留とされているはず
です。

 従来はこの分は期末に近付くにつれ、
予算の緊縮などがない場合は、順次満額が
皆さんに手渡されることになるのですが、
今年はほぼ、これを期待することは
できない。つまり研究費は1割削減せざるを
得ないということが、この時点で確定
しました。

 その最大にして唯一の理由は、東日本
大震災の復興です。
 皆さんもご賢察の通り、復興には20兆円
以上の資金が必要です。
 これを増税だけで賄うと経済成長率に
悪影響を与え、むしろ税収の縮小と雇用の
喪失という取り返しのつかない悲劇を
招きます。そのためには、どうしても
政府予算のカットは避けられない。
 国家の成長の基盤となる科学研究費の
縮小も止む得ないと言うのが、政府の論理
です。

 でも本当にそうでしょうか?

 1億そう我慢ではあるまいし、
成長エンジンである科学研究費を
一律カットという手法は知恵が無さすぎ
ます。

 一律カットというのは、皆が納得し易い
のですが、要は今年の予算執行を保留する
科学プロジェクトを選別できないという
選択と説明能力欠如を表しているに
過ぎません。

 未曾有の大震災なんだから、全員我慢
しましょうというだけでは、本当の復興
となる元気が出てきません。

 企業のリストラで、もっとも失敗する
原因となるのは一律カットです。

 我慢は3年も続けると、縮小均衡で成長
のエネルギーを失わせます。

 国家とて同じこと、この際、性根を
定めて、国家事業のリストラを敢行し、
財源をねん出すべきだと思います。

 これによって、国家と地方のバランスや
21世紀に我が国はどうやって成長し、
国民が幸せになるのか?
 グランドプランを示すことにも
なります。
 国は防衛、外交、科学技術だけやり、
残りは市町村に任せるという考えも
あります。

 しかし、政府のリストラは行政の責務
ではありません。
 行政が自らリストラすることは、タコが
脚を食べるようなもの。

 今度も、政治の責任の責務が問われて
いると考えています。
 最近は国会中継が面白くなってきました
が、これはから騒ぎにすぎません。

 復興に必要な法案の審議はどんどん
遅れて、本質以外の脚の引っ張り合い
ばかりです。

 本当にこの国は大丈夫なのでしょうか?
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>本当にこの国は大丈夫なのでしょうか?

こんな政治家ばかりで本当に大丈夫なのか、
私も真剣にそう思います。

とんでもないことをしているのに、
その自覚が見られない。
どうなっている? と思う。

国民一人一人が成長していないことが
根本原因なのかとも思います。

>企業のリストラで、もっとも失敗する
>原因となるのは一律カットです。
同感です。

こういう時こそ、選択と集中が最も
求められる時。それなのに、、
なんとも歯痒い。

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