汚染水浄化に鉱山技術活用
汚染水浄化に鉱山技術活用
今朝の朝日新聞に掲載されていた内容
です。紹介しておきます。
---------------------------------------
京都大の古屋仲秀樹准教授(分離工学)
らが実証したのは、必要な鉱物を分離する
「浮遊選鉱法」の一種。
鉄やニッケルなどの化合物を汚染水に
入れて、水に溶けたり、微粒子になって
漂ったりしているセシウムなどの
放射性物質を包んで沈める。
水と分離しやすくする薬剤を加え、
下から泡を入れると、沈んでいた
放射性物質が泡とくっついて浮かぶ。
上澄みの泡と一緒に集めれば取り
除ける。
古屋仲さんが京都大原子炉実験所の
研究用原子炉から出た低レベルの
放射性廃液などで試したところ、
セシウム、ストロンチウム、
ジルコニウムなど5種類の放射性物質を
99%以上除去できた。
一連の処理は十数分で済むという。
福島第一原発で使われている浄化装置に
比べ、除去後に生じる放射性廃棄物の量が
少ないという。
京都大が14日に東京で開くシンポジウムで
発表する。
「古屋仲さんは今すぐにでも使える技術」
という。
---------------------------------------
良さそうな技術ではないですか?
現在の処理装置が順調に稼働している
のならいざしらず、トラブル続き、
しかもえらく時間もお金もかかる。
状況は変わる、より良い技術があるなら
直ぐに検証し、実施に移すべきです。
他にもいろいろ技術、アイデアがでている。
真剣に検討しているのでしょうか?
使用する時間とお金は最小にすべきです。
使っているお金は国民から出ている。
出て来た汚染物質の処理場所、方法も
明確にしていない。
全くひどい話です。
しっかりやってください。
時間がかかれば、漏れ出す量も多くなる。
わかっていますよね。
関連記事です。
1.「放射性物質を吸着・除去できる繊維」
2011年7月 6日 日経ビジネスONLINE
2.化学者が「福島原発の汚染水を浄化
できる粉末を開発」
2011/4/22 WSJ日本版
| 固定リンク
「経済・政治・国際ニュース」カテゴリの記事
- ウミガメの99%がメスに! 豪で深刻、海水温の上昇(2018.01.20)
- 涙を誘う、餓死寸前のホッキョクグマ 温暖化の影響(2018.01.19)
- 氷山の一角から見えてきたもの -日本の研究力を維持するために-(2017.09.02)
- 死の熱波の脅威 80年後に人類の4分の3が直面(2017.07.02)
- 原発処理費用、22兆円のウソとそのワケ(2017.04.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント