(患者を生きる:1627)がんと就労 塚本泰史、右足の闘い:5 少女に励まされ
(患者を生きる:1627)
がんと就労 塚本泰史、右足の闘い:5
少女に励まされ
2011年07月23日 朝日新聞
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「何で、こんなこともできないんだ」。
ピッチに立っていたころを思い出し、
なぜ骨肉腫なんかに、なぜ足にと、色々な
感情がこみあげ、涙が出た。
そんなときは、がん研有明病院の
リハビリ室で出会った、同じ病と闘う
子どもたちを思い出し、心を奮い立たせた。
その一人が、阿部香奈(あべかな)だ。
中学校でバスケットボール部だった。
3年前の夏、2年生で右大腿骨に骨肉腫
が見つかり、人工関節にした。
しかし翌秋再発し、足を切断。
高校入学後の昨夏には、両肺への転移と
2度目の再発が見つかった。
それでも、昨春の出会いから笑顔が絶え
なかった。
「つらいはずなのに、弱みを見せない
なんて」。塚本は胸を打たれた。
「退院したら、もう一度、車いすで
バスケットをするんだ」。
夢を語る彼女に、塚本は「じゃあ、俺は
もう一度ピッチに立つよ」と約束した。
しかし今年1月、香奈は息を引き取った。
まだ、16歳だった。
契約更改まで半年を切った。
「下部リーグでもいい。再びピッチに
立ちたい」と思う。
「頑張ることは生きること」。
香奈が、大好きな歌手への手紙で
打ち明けていたと知った。
その言葉を胸に、トレーニングに
励み続ける。
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こういう話を見ると本当につらい。
助けたいと思う。
阿部香奈さん強いですね。
>「頑張ることは生きること」
そうですね。
私の尊敬する少女、雪絵ちゃんの言葉
>最後まであきられないの
>分かってるのにあきらめないの
>あきらめないんだよ。
きっと分かっているのだと思う。
でも、でも、生きる。
生きるというのは何かをすること。
頑張ることなんだと思う。
その中に喜びと希望が生まれるはず。
大人は、どうして悲観的になってしまう
のだろうか?
若い人達には夢も希望も沢山ある
はずなのに? その邪魔をされた。
そんな状況。 でも、頑張る。
素晴らしいとしか言いようがない。
勇気を貰いますね。
大人にはなかなか出来ないこと。
私も少しでも、近づけるように
頑張ろうと思う。
足下にも及ばないけれど、
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コメント
阿部香奈ちゃんと病気で知り合ったものです。私も自分がまさかがんになると歯と自分の不幸に打ちのめされていたときに香奈ちゃんの明るさにもうくよくよするのはやめようと前向きな人生に踏み出せた一人です。何となく不吉な気がして手紙を出すと香奈ちゃんが泣くなとことを知り、胸が張り裂けそうですが征夷ぱい伊北韓ちゃんにめそめそしては申し訳ないので香奈ちゃんの分まで病気に負けずに生きてゆこうと思いました。そして塚原さんのことを香奈ちゃんのお母さんからきてブログを読みました。ぜひ元気になって又サッカーのピッチに立てるよう願っています。それにしても香奈ちゃんはたくさんの人を励ますために生まれてきた天使なのではないかと思います。どうかがんという恐ろしい病気が克服できる良い医療ができるよう願ってやみません。いま闘っているみなさんが少しでも元気でいられますよう心から願っております。
投稿: 大高伊都子 | 2013年1月21日 (月) 22時04分
大高伊都子さん
コメントありがとうございます。
大人って本当に弱いなと思います。
すぐもう駄目だと諦めてしまう傾向が強い。
そうですね。香奈ちゃんは天使のような人。
良い人に出会えて良かったですね。
負けないように頑張っていきましょう。
医療がもっと進歩して、がんなど克服出来る日が来るよう祈っています。
投稿: haredasu | 2013年1月22日 (火) 15時01分