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2011年7月30日 (土)

東京慈恵医大、水溶性抗がん剤も搭載可能なドラッグデリバリシステムを開発

東京慈恵医大、水溶性抗がん剤も搭載可能
なドラッグデリバリシステムを開発

2011/07/28 マイコミジャーナル

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 東京慈恵会医科大学の並木禎尚講師らの
研究グループは、異分野技術の融合により、
これまで磁気的に送達が困難であった
水溶性薬剤を中空磁性カプセルに密封する
ことで、水溶性薬剤の送達を磁力で制御
できるがん治療用ドラッグデリバリ
システム(DDS)を開発した。

 開発した中空磁性カプセルは、磁性ナノ
粒子を用いる従来技術と比べて5倍以上の
薬剤を搭載することが可能で
抗がん剤投与量を大幅に削減することが
期待されるという。
 同成果は米国の科学誌「Accounts of
Chemical Research」電子版に掲載された。

 進行がんの治療法として最も普及して
いる抗がん剤は、通常の薬剤とは異なり、
治療効果を発揮する薬剤濃度と、中毒症状
が発生する薬剤濃度とが近接する特徴を
持っているため、治療効果の向上を目指
して抗がん剤の投与量を増やすと、治療の
継続を妨げ、時には死を招く、有害な
副作用が起こり易い問題があり、この
「がん病巣における薬剤濃度の上昇」と
「正常組織での薬剤分布の低減」による
問題の克服を目指したDDS開発が各所で
進められているが、さまざまな課題が
残されているのが現状である。

 従来の磁性ナノ粒子には、水溶性
抗がん剤の「粒子内部への密封」、
「薬剤搭載スペースの確保」が難しい
といった課題が存在していたが、
今回研究グループでは、
(1)薬剤が自由に出入りできる網目状の
 隙間、
(2)大量の薬剤搭載スペースをもつ
 「中空磁性カプセル」を開発することで、
 これらの課題の克服を目指した。

 実際に内部に水溶性抗がん剤を密封し、
磁気誘導したところ、ヒトがん培養細胞
株において磁性カプセルを用いない場合と
比較して、抗がん剤単体の100倍以上の
抗腫瘍効果を発揮したことが確認された
ほか、薬剤搭載率は、中空スペースを
持たない従来型磁性ナノ粒子の5倍以上
を達成したという。

 研究グループでは将来的には、抗がん剤
の投与量を1/10以下に低減できる可能性が
あるとしており、今後、サイズの最適化
などを行い、動物モデルでの治療効果の
検証を進めていくほか、中空磁性カプセル
の性能をさらに高めることで、
「からだにやさしく、良く効く」がん治療
を目指したDDSの開発に取り組んでいく
としている。
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良さそうですね。

話題になっている分子標的薬は、がん細胞
を死滅させることができませんので、
一般的な抗がん剤の併用は必須と
なります。

そこで、DDSの技術が重要となります。
期待したい。


関連リンクは下記
水溶性抗がん剤も搭載可能なドラッグ
デリバリーシステムを開発

2011年7月26日
独立行政法人新エネルギー・産業技術
総合開発機構
東京慈恵会医科大学

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