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2011年7月 8日 (金)

ジスプロシウムを使わない高性能な等方性焼結磁石

ジスプロシウムを使わない高性能な
等方性焼結磁石

2011年7月6日 産業技術総合研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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ポイント
・サマリウム-鉄-窒素系磁石粉末を
 パルス通電焼結法により低温で高密度に焼結
・磁石の性能の指標である最大エネルギー積が
 等方性の磁石として最高レベル
・材料特性の改善や結晶制御を行うことで
 さらなる高性能化に期待

概要
 独立行政法人 産業技術総合研究所
【理事長 野間口 有】(以下「産総研」
という)サステナブルマテリアル研究部門
【研究部門長 中村 守】相制御材料研究
グループ 尾崎 公洋 研究グループ長、
高木 健太 研究員は、重希土類元素である
ジスプロシウム(Dy)を含まない
等方性サマリウム-鉄-窒素(Sm-Fe-N)系
磁石粉末を90%以上の高い相対密度で焼結
する技術を開発した。

 Sm-Fe-N系磁石粉末はネオジム-鉄-ホウ素
(Nd-Fe-B)系磁石に次ぐ高い磁石特性を
もつ材料で、Dyを使用しない高性能磁石材料
として期待されている。

 しかし、焼結性が悪いために磁石粉末を
樹脂などで固めたボンド磁石だけが製品化
されている。

 今回、等方性Sm-Fe-N系磁石の粉末を
サーボプレスによる荷重制御とパルス電流
を流して焼結するパルス通電焼結法を
組み合わせて焼結することによって、
400 ℃以下の焼結温度で相対密度90%以上
の緻密な焼結体を作製することができた。

 磁石の性能の指標である最大エネルギー積
は129 kJ/m3(16.2 MGOe)と、等方性の
磁石としては最高レベルであった。

 この高性能等方性磁石は樹脂を使用しない
焼結体であり、Nd-Fe-B系磁石より耐熱性や
耐酸化性に優れていることから、
高温・多湿の環境下での使用も期待される。

 なお、本研究は、独立行政法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
の「希少金属代替材料開発プロジェクト・
Nd-Fe-B系磁石を代替する新規永久磁石の
研究」(平成21年度~22年度)において
行われたものである。
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希少金属を使用しない高性能磁石の研究
少しずつ進んでいるようです。

もう少しですね。
期待しています。

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