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2011年7月16日 (土)

「好調期に取り組んだ大胆な事業転換。環境に優しいウォータージェット加工」

「好調期に取り組んだ大胆な事業転換。
環境に優しいウォータージェット加工」

2011年 7月11日 Science Portal

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 わが国でいち早くウォータージェット
加工に取り組み、いまではオンリーワン
企業として独自の地歩を築き上げている
米山製作所。

 同社が瑞穂町に工場を構えて30年が経過
した。しかし、当時はウォータージェット
加工とはまったく無縁の、プリント基板の
金型製作の会社だった。

 2代目社長の米山俊臣氏によると
「ICチップや配電盤の金型をつくって、
業績は悪くはなかった」同社だが、大胆
ともいえる事業転換を果たすことになる。

 その理由はどこにあったのか、その
きっかけはなにか─。

 当時の日本経済と軌を一にして業績は
右肩上がりだった」と語るように順調に
推移していたようだ。

 そんな折、初代の堅持社長が地元商工会
の企業診断を受けることになった。
 「おそらく『優良企業ですね』という
お墨付きをもらえるんじゃないかと思って
いたのかもしれません。
 ところが返ってきた診断結果は
『このままではあなたの会社に明日は
ありません!』でした。

 まさに青天の霹靂だったようです。
当時は親企業1社からの受注が全体の
8~9割を占め、社長自身が現業に忙殺
される、いわば孫請け零細企業の典型
でしたから」と分析する。

 「おそらく、父自身もこのままでは
いけないと痛感したんでしょうね。
 それからは情報を集めよう、勉強しよう
と、中小企業大学校に通ったり、全国各地
の展示会を見て歩くようになりました。
 50歳を前にした経営者が自ら困難の道を
選んだんですから」

 俊臣氏は「父のそういう姿に頭が下がり
ますね」と素直にうなずく。

 暗中模索しながら事業転換を図る中で、
堅持社長はウォータージェット加工を
知ることになる。
 ウォータージェットとは、いうなれば
水鉄砲を大掛かりにしたもので、超高圧
高速で研磨剤を混ぜた水を噴射して
さまざまな素材の穴開けや切断、
表面剥離、バリ取りなどの加工をする
技術だ。

 しかしながら当時はまだ精密部品の加工
ができるほどの精度はなかったが、
堅持社長はこの加工法に将来性を見い
だす。翌年に、1億円をかけて
ウォータージェット加工機の導入に踏み
切ったのである。

 「その頃はまだバブル経済の真っ盛り、
お金があれば不動産や株の購入が勧め
られていた頃です。
 おそらく父は周囲の反対を押し切って
導入したのでは。
 息子としてはイタリア製のスポーツカー
でもよかったのに」と、俊臣氏は苦笑する。

 加工精度が低く、また後処理にも手間暇
がかかったウォータージェット加工だが、
同社では改良・改造に取り組み、徐々に
加工精度が向上していく。
 独自に開発した耐摩耗ノズルによって
事業化が一気に進むことになる。

 プラザ合意によって1ドル360円が240円
へと円高が一挙に進んだのは、同社が
企業診断を受けた2年後だった。

 「もし、従来の金型製作に固執して
事業転換を模索していなかったら、やがて
来る時代の変化─製造業の生産拠点が次々
と海外へ移転するという変化に対応でき
なかったでしょうね」と俊臣氏は振り返る。

 ちなみに、しばらく続いていた同社の
金型製作だが、2001年には受注はゼロに
なっていた。

 大学を卒業して損害保険会社に就職した
俊臣氏だが、5年後には父の会社に入ること
になる。

 その頃の心境を次のように語る。
 「終身雇用の時代ですから、周囲からは
なぜ辞めるんだと言われました。
 保険や金融は当時の花形産業でしたから。
 ウォータージェットが新しい加工技術
だとしても、斜陽産業に見えたんで
しょうね。私の方は跡を継ぐという意識
よりも、単に仕事に真正面から取り組む
父を手伝う、そんな軽い気持ちでした」

 やがて俊臣氏は08年に社長に就任し、
同社はウォータージェット加工専業として
独自の道を進んでいる。
 経営の根底にあるのは、顧客の利益を
まず優先することだという。

 「ウォータージェット加工はまだまだ
改善の余地があります。
 従来からのレーザーをはじめとした他の
加工法でも優れている点はあり、そちらの
方がお客さまにとってメリットが多いと
判断すれば、進んで他社を紹介しています」
と俊臣社長。
 これがやがては同社の技術革新に
つながると同時に、業界からの高い信用に
結び付いていくのだろう。
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時代の流れをきちんと受け止めて、
その変化に対応していく。

そして、これから何が延びるのかを
捕まえる。
捕まえたら、リスクをとってでも
やり遂げる。

>顧客の利益をまず優先する
→結果として顧客の信用を得る。
これはわかりますが、

これから何が要求されるようになるかを
知るのは、どうすれば良いのでしょうか?
センス?
個人の努力?
その中から生まれてくる感のようなもの?
運もあるでしょうね。タイミング。
新しい技術に巡り会えなければ、
ということもある。

広く世の中を見て、知識を仕入れることは
必要条件でしょう。

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