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2011年7月20日 (水)

東工大、新規な分子カプセルによるフラーレンC60の選択的な内包に成功

東工大、新規な分子カプセルによる
フラーレンC60の選択的な内包に成功

2011/07/14 マイコミジャーナル

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 東京工業大学(東工大)資源化学研究所の
吉沢道人准教授と貴志礼文大学院生らの
研究グループは、巨大分子フラーレンC60を
選択的かつ完全に内包できる
「分子カプセル」の簡便な合成法を開発
したことを明らかにした。

 同成果は、米国化学会誌
「Journal of the American Chemical
Society」(オンライン版)で公開された。

 自然の中には、直接見ることのできない、
ウイルスキャプシドのような数nmクラスの
カプセルも存在しており、このような
生体カプセルを模倣して、人工カプセルを
分子で作る試みが、各所で行われている。

 しかし、合成の煩雑さや構造の安定性
などに問題があり、また1nm以上の
巨大分子を完全に内包できる分子カプセル
の合成は、達成されていなかった。

 フラーレンC60などの1nmサイズの
完全炭素化合物は、その構造や性質から、
次世代の機能性ナノ材料として注目されて
いるが、フラーレンは難溶性であり、
含ハロゲン系などの特定の有機溶媒にのみ
溶解するため、その利用範囲が限られて
いた。
 そこで研究グループでは、フラーレン
C60を完全に内包できる新規な
分子カプセルの合成の実現に向けた研究
を行った。

 今回のフラーレンの内包では、過去に
例を見ない2つの特徴があるという。

 1つは、サイズ差0.1nmというわずかに
大きさの異なるフラーレンC60とC70の
混合物から、分子カプセルはC60を100%の
選択性で内包することができたこと。

 もう1つは、分子カプセルは
フラーレンC60を完全に内包しているため、
本来、C60を溶解しない水系などさまざまな
溶媒にも簡単に溶かすことが可能となった
ことである。

 今回開発された分子カプセルは、
有機分子と金属イオンから簡便かつ大量に
合成できるほか、大気中で扱うことの
出来る安定な化合物である。

 また、巨大分子の代表例である
フラーレンC60を内包可能な1nmの内部空間
を有していることから、研究グループでは
今後、フラーレンや金属内包フラーレン
などの巨大分子の内包により、その特性を
活用した新機能性材料の研究開発を進めて
いくとしている。

 また、将来的には難溶性の医薬関連分子
のカプセル化による水溶液への溶解と
それを活用したドラッグデリバリシステム
(DDS)の開発も期待できるとしている。
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>本来、C60を溶解しない水系など
>さまざまな溶媒にも簡単に溶かすこと
>が可能となった
面白いですね。

>その特性を活用した新機能性材料の
>研究開発を進めていく

>また、将来的には難溶性の医薬関連分子
>のカプセル化による水溶液への溶解と
>それを活用した
>ドラッグデリバリシステム(DDS)の開発
>も期待できる
私としては、こちらの方に期待したい。

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