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2011年6月24日 (金)

「もんじゅ」炉内落下の装置、回収完了

「もんじゅ」炉内落下の装置、回収完了
2011年6月24日07時48分 読売新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 日本原子力研究開発機構は24日、
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)
で昨年8月に原子炉容器内に落下した
核燃料交換用の炉内中継装置
(長さ12メートル、重さ3・3トン)を
引き抜く作業を終えた、と発表した。

 回収した装置を詳細に点検し、落下の
衝撃で炉内を傷つけていないか確認する。

 発表によると、クレーンで装置を
引き抜く作業を始めて約8時間後の
24日午前4時55分に回収を終えた。

 機構は引き抜き作業のために取り外した
炉上部の機器を元に戻し、今秋頃に復旧
させる。

 このトラブルで機構は、
「2012年度内」としていた本格運転
開始時期を「13年度内」に変更。
 今年度内に、発電を伴う出力40%での
試験運転を行う予定だ。
 ただ福島第一原発事故を受け、安全性に
対する福井県や敦賀市の見方は厳しく
なっており、計画がずれ込む可能性も
ある。
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何度か失敗しましたが、装置の回収にやっと
成功したようです。

安全性についは、再処理工場の安全性も
同時に担保されなければ駄目です。

再処理工場で取り出されるプルトニウム
を燃料にして稼働させるものなのですから、
別々に審査していては駄目だと思います。

再処理工場は一日で原発一年分の汚染物質
を排出するのだということも考慮して
ください。原発の比ではないのです。

これで良いのでしょうか?

稼働し始めたら大間のマグロも
汚染で危ないかもしれない。

もんじゅ復旧作業の費用は9億4千万円。
維持管理費用は一日5500万円。
しかも、今の計画では2050年の実用化を
目指す。となってます。
目指しているだけで、稼働させるとは
言っていない。
約40年後の実用化を目指すと、
なんと気の長い話。
その頃にはウランは確保不能になって
いるかも知れない。

高速増殖炉は世界で半世紀以上に渡って
研究されながら、いまだ「夢」に留まって
いる。

日本の現実を見れば、10年経つ毎に実現が
20年先に延びているのです。

しかも、再処理工場が稼働できなければ
意味がないが、見通し不透明。

なんたる無駄遣いだと思いませんか?

どうしてこんな無駄遣いを許しているのか
理解不能。

処理も出来ない汚染物質を発生させる装置
を稼働させるために何兆円もの税金を投入
し続ける。しかもこれだけお金をかけても、

新たなビジネスが生まれる可能性は低い。

もっと違う分野に投入すべきだと
思いませんか?
多様なビジネスチャンスを生み出す分野に、

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