米スマートグリッド実験で見えてきた思わぬ課題 米国立研究所ムーニイ氏に聞く
米スマートグリッド実験で見えてきた
思わぬ課題
米国立研究所ムーニイ氏に聞く
2010/12/15 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
少し前の情報ですが紹介しておきます。
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――この研究所の使命はどこにあるのですか。
「クリーンでお金がかからないエネルギー
技術を提供することだ。
具体的には、4つの課題がある。
エネルギー利用の効率を上げる。
コストを下げる。
信頼性を高める。
そして様々な新しいエネルギー技術を統合
(インテグレート)する技術を生み出す。
この4つめが新しく、先の3つを網羅した
課題となるスマートグリッドだ」
「これから先を考えると、再生可能
エネルギーの導入拡大に対応できるように
することが大事になる。
電力の供給はこれまで負荷(需要)に
対応して発電してきたが、これからは
正反対にパラダイムが変わる。
発電量が変動する再生可能エネルギーに
対応して、負荷を調整することが必要に
なる」
「例えば、夏季の太陽光発電の発電ピーク
は正午ころだが、エアコン需要のピークは
午後のもう少し遅い時間になる。
余剰電力を利用して氷をつくり冷熱を
ためて対応する。
蓄氷でなくプラグイン・ハイブリッド車の
電池に余剰電力をためてもいい」
「あるいは消費者が需要ピーク時に
エアコンを使わない契約を電力会社と結ぶ。
それぞれの消費者が使用を抑制するのは
数分ほどの短時間でいい。
何万から何十万戸の家庭が時間を少し
ずらして数分間止めればピークは下がる。
ボルダーでは、電力の使い方に応じて
異なる料金プランを顧客に示し、どこまで
効果が上がるか実験をする段階に進みつつ
ある」
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>様々な新しいエネルギー技術を統合
>(インテグレート)する技術を生み出す。
>「これから先を考えると、再生可能
>エネルギーの導入拡大に対応できる
>ようにすることが大事になる。
>電力の供給はこれまで負荷(需要)に
>対応して発電してきたが、これからは
>正反対にパラダイムが変わる。
重要ですよね。
米国は日本よりまじめなようです。
日本はまじめに研究しているのでしょうか?
再生可能エネルギーの比率は簡単には
上がらない。
単に買い取り制度をとっただけでは、限界
がある。
料金は利用者に跳ね返る。
これではどこかで、行き詰まる。
思いつきの政策だけでは駄目。
どうも今の政府は目先の思いつきだけで
動いているように見える。
やらなければならないことがある。
その為の戦略がなければ駄目でしょう。
この記事で言っているように、エネルギー
の利用者も巻き込んで、お互いにメリット
が感じられるような施策を打って行くこと
も必要でしょう。
これを実施するためには発送電分離は必須
だと思う。
1社独占ではこうはならない。
と思う。
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