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2011年6月19日 (日)

村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ

村上春樹さん:カタルーニャ国際賞
スピーチ
知恵クリップ[11.06.15]より
神宮司

村上春樹さんが今年の
『カタルーニャ国際賞』を受賞しました。

村上春樹さん:
カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文

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 「非現実的な夢想家として」。

 これが春樹さんの講演のタイトルで
した。

 「ここで僕が語りたいのは、建物や道路
とは違って、簡単には修復できない
ものごとについてです」。

 「じゃああなたは電気が足りなくても
いいんですね」という脅しのような質問を
盾に、そして「効率」を矛にして、日本
では「原発」が推進されてきた。
 その結果、原発に疑問を呈する人々
には、「非現実的な夢想家」という
レッテルが張られて、とうとう世界に冠たる
地震国日本が、世界第三位の原発大国に
なってしまった。

 私達は、原爆投下後の広島・長崎の惨状
を知った原爆開発責任者の声、「大統領、
私の両手は血にまみれています」や、
原爆死没者慰霊碑に刻まれている言葉、
「安らかに眠って下さい。
過ちは繰り返しませんから」を思い出す
べきだ、としたうえで、
次のように訴えました。

 「壊れた道路や建物を再建するのは、
それを専門とする人々の仕事になります。
 しかし損なわれた倫理や規範の再生を
試みるとき、それは我々全員の仕事に
なります」
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村上春樹さん。素晴らしい。
全く同感です。

我々全員が宿題を貰ったと思う。
今後どうしていくべきなのか?
後世の為に仕事をしなくてはいけない
時だと思います。

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