糖尿病:発症を高率で予測 筑波大などのチームが発見
糖尿病:発症を高率で予測
筑波大などのチームが発見
毎日新聞 2011年6月26日
詳細は、リンクを参照して下さい。
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血中のブドウ糖の濃度を調べる一般的な
血糖値に加え、過去1~2カ月の平均的な
血糖状態を示すヘモグロビンA1c
(HbA1c)を測定すると、いずれか一方
を測定した場合に比べ、将来の糖尿病患者を
高率で見つけ出せることを筑波大などの
研究チームが世界で初めて突き止め、
25日の英医学誌ランセットに発表した。
同大大学院生らが、虎の門病院
(東京都港区)とともに、97~03年に
同病院で人間ドックを受診した人のうち、
糖尿病ではない男女6241人
(平均50歳)を平均5年追跡した。
その結果、空腹時の血糖値が糖尿病に
近い高め(1デシリットルあたり
100~125ミリグラム)の人のうち
糖尿病を発症した人は9%、HbA1cが
高め(日本の検査値で5.3~6.0%)
の人で発症した人は7%だった。
空腹時血糖値とHbA1cがともに
高めの人の場合、38%の人が糖尿病を
発症した。
チームの曽根博仁・同大教授(内科)は
「二つの検査を組み合わせることによって、
将来、糖尿病を発症する危険性が高い人を
効率的に発見できるだろう」と話す。
【永山悦子】
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良いですね。
糖尿病は自覚症状が殆どないので、とかく
見過ごされがちです。
発症してしまってからでは遅い。
早期に発症の可能性を高率で見つけ出せる
というのは素晴らしい。
是非広まって欲しいと思います。
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