安全、高効率にiPS細胞を作製 マウスで100%と京大
安全、高効率にiPS細胞を作製
マウスで100%と京大
2011年6月9日 47news
詳細は、リンクを参照して下さい。
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京都大の研究チームらが作製に成功した、
より安全なiPS細胞
(前川桃子京都大助教提供)
未受精卵や受精卵の初期段階で強く働く
遺伝子「Glis1(グリスワン)」を導入
することで、より安全な人工多能性幹細胞
(iPS細胞)を効率よく作ることに
京都大の山中伸弥教授の研究チームらが
成功し、9日付の英科学誌ネイチャーに
発表。
マウスなら、作製効率はほぼ100%で
「顕著な改善」という。
山中教授は「グリスワンはiPS細胞の
実用化に有利な性質を備えており、魔法の
遺伝子」としている。
体のさまざまな種類の細胞になれる
iPS細胞は、山中教授が四つの遺伝子
を導入して開発。
チームは遺伝子cMycを除く三つの
遺伝子とグリスワンを、マウスとヒトの
線維芽細胞に導入。
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「魔法の遺伝子」素晴らしい。
>科学的な真実は追試によってのみ
>確かめられます。
cMycはがんにからむ遺伝子です。
これ無しでiPS細胞ができるということ
は画期的です。
研究は少しずつ進みます。
ブレークスルーは必須ですが、
期待したい。
これのことですね。
『炎症・再生医学会、京大山中教授、
iPS細胞を誘導する「魔法の因子」を
今週発表と発言』
Biotechnology Japan
詳細はこちら
「転写因子Glis1により安全な
iPS細胞の高効率作製に成功」
京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)他
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