東日本大震災:福島第1原発事故 偶然に水、空だき回避? 4号機、核燃料プールに
東日本大震災:福島第1原発事故
偶然に水、空だき回避?
4号機、核燃料プールに
毎日新聞 2011年6月21日 東京朝刊
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京電力は20日までに、福島第1原発
4号機の使用済み核燃料プールで、冷却機能
喪失後に外部から注水を始めるまでの経過の
分析結果を公表した。
水素爆発の影響で、燃料プールに隣接する
別のプールから偶然水が流れ込んだ結果、
燃料の「空だき」が回避された可能性を
示唆。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理
は「流入が無ければ大変厳しい状態
だった」とし、最悪の場合は燃料溶融の
可能性もあったと認めた。
東電によると、定期検査中だった4号機
の燃料プールは、炉心構造物など放射能を
帯びた機器を沈めて放射線を水で遮蔽
(しゃへい)する「機器貯蔵プール」と、
可動式の遮蔽板などを隔ててつながり、
両プールの水位は同じだった。
燃料プールは津波による電源喪失で冷却
機能が失われ、燃料の熱で水が蒸発して
水位が低下。
ところが、3月15日に4号機で起きた
爆発の振動などで遮蔽板がずれ、隙間
(すきま)から燃料プール側に水が流れ
込んで水位が回復した。
その後、同月20日に外部から燃料プール
への注水を開始。
水圧によって遮蔽板は再び密閉されたと
みられ、現在は機器貯蔵プールの水位が低く
なっている。
東電は今後、機器貯蔵プールに
計1000立方メートルの水を注ぎ、機器
を冠水状態に戻す計画だ。
「(機器は)発熱源ではないが、線量の
問題もあるので冠水させる」と説明して
いる。
また、今月20日には燃料プールを
支える鋼製支柱32本の設置工事を終了。
7月末までに支柱を覆うコンクリート壁
を設置して耐震性の確保を目指している。
【八田浩輔】
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ひどい話です。
単に運が良かっただけ。
もし、万一4号機で燃料溶融がおきて
いればとんでもないことになっていた
はず。圧力容器にも、格納容器にも
囲まれていないので何も無い状態で大気に
放出される。
こんなことがあって良いのでしょうか?
運転していない炉でこういうことが
起こってもおかしくない状況だった。
恐ろしいとしか言えない。
こんな設計を許可する。
原子力安全・保安院は信じられない。
使用済み燃料の格納は別の場所に移動
すべきではないのですか?
4号機はなんとか事なきを得た。
それでも、これだけ大量の汚染を
起こしている。
これで安全なのでしょうか?
この辺の改善は今回の安全宣言に入って
いるのでしょうか?
安全に対して鈍感すぎませんか?
決して起こしてはならないことに対して
どう対処しておかないといけないのか?
特に原発を抱えている自治体の長。
しっかり監視してください。
許可して良いものかどうか?
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