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2011年6月 2日 (木)

東京大学と理化学研究所のチームが、分化した神経細胞のDNAメチル化のパターンは個人ごとに異なることを証明

東京大学と理化学研究所のチームが、
分化した神経細胞のDNAメチル化の
パターンは個人ごとに異なることを証明

2011年05月25日
Biotechnology Japan:Webmasterの憂鬱

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 エピジェネティックスの一つとして
DNAのメチル化が遺伝子発現を抑止すること
が知られています。

 発生分化の過程でDNAそのものが組み
変わるのは抗体(B細胞受容体)と
T細胞状態ですが、多くの場合、細胞分化は
ゲノムDNA配列の変化ではなく、DNAや
ヒストンが化学修飾を受けて遺伝子発現が
エピジェネティックスにより調節された
結果です。

 抗体遺伝子の解析でノーベル賞を受賞
した利根川教授が、神経の研究に転換した
のも、神経細胞の高度な分化は、抗体分子
のようにDNA配列の変化を伴っているかも
知れないという疑問からでした。

 今では、神経細胞の分化は
エピジェネティクスが主役であることが
確定しており、ロマンチックなDNA組み換え
による神経細胞分化説は影を潜めています。

 東京大学と理化学研究所のチームが、
神経細胞のみのエピジェネティックスの
パターンを詳細に解析したところ、分化
した神経細胞のDNAメチル化のパターンは
個人ごとにかなり異なることを証明
いたしました。

 24人の死後脳から抽出した細胞核を、
神経細胞特異的なたんぱく質を手がかりに
精製し、バイサルファイト・シーケンスで
解析しました。
 この結果、今まで脳神経特異的な
DNAメチル化パターンといわれていのは、
脳細胞で圧倒的な数を占めている
グリア細胞など非神経細胞のパターンと
ほぼ一致し、神経細胞とは異なる
DNAメチル化のパターンであることが
分かりました。

 これは、神経細胞と非神経細胞の分化の
差で説明できるのですが、実は困ったこと
がこの実験データには含まれていました。

 神経細胞はDNAメチル化のパターンが
大きくばらついたのです。

 研究チームは24人それぞれの
DNAメチル化パーターンを比べたところ、
神経細胞では非神経細胞に比べてあきらかに
個人と残り23人との相関係数が小さかった
のです。

 これは即ち、神経細胞といっても個人
ごとにDNAメチル化のパターンが異なる
ことを意味しています。

 神経細胞のネットワークのパターンの
個人差に加えて、個人の脳神経を構成する
神経細胞の個人差があるということです。

 この差がネットワークの多様性に影響
しているのかも知れません。

 これが個性なのか?
 あるいは脳神経の機能分化の個体差
なのか(個性と同じか)?

 とても興味あるデータです。
 DNAメチル化や脱メチル化は環境要因に
よっても起こります。
 ライフスタイルや経験が神経の
DNAメチル化パターンをどう変え、それが
その個人の思考や正確、情動などにどう
影響を与えるのか?
 極めて重要な出発点となる研究であると
思います。

 同グループは精神疾患の患者の死後脳の
分析に挑戦する予定です。
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/release_20110501.pdf
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興味深い研究だと思います。
「エピジェネティクス」については、
リンクを見てください。
極簡単な説明があります。

>これは即ち、神経細胞といっても個人
>ごとにDNAメチル化のパターンが異なる
>ことを意味しています。
個人毎に違う。
同じ人はいないということと同義?

この研究はエンドレスになりそうです。

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