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2011年6月 5日 (日)

生体情報だけで100万人の中から2秒で本人を特定 - 富士通研究所が開発

生体情報だけで100万人の中から2秒で
本人を特定 - 富士通研究所が開発

2011/06/01 マイコミジャーナル

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 富士通研究所は、手のひら静脈情報と
指3本の指紋情報だけで、100万人規模の
データの中から特定の個人を2秒以内に特定
する技術を世界で初めて開発したと
発表した。すでに、実用化できるレベルに
あるという。

 指紋認証や手のひら静脈認証は、PCや銀行
のATMなどですでに実現されているが、
これらは事前にユーザーIDや口座番号を
使ってユーザーを特定した上で、本人データ
と照合する1:1認証。

 一方、富士通研究所が開発した技術は、
こういった個人を特定する情報を利用せず、
生体情報のみで認証する1:N認証だ。
 そのため、IDカードや預金通帳といった
ものが必要なく、体一つで本人を特定
できる。

 富士通研究所 フェロー 松田喜一氏は、
声紋、顔、署名、光彩といった数ある
生体認証の中で、指紋と静脈を選択した
理由として、認証精度が高く、利用が簡単
な点を挙げる。

 また、2つの情報を利用することで、
精度を上げられる一方、センサーどうし
が干渉しないというメリットもあるという。

 今回の認証システムは、3指による
指紋情報と手のひら静脈情報を、新たに
開発した読み取り装置により一度の操作で
取得し、複数サーバで並列処理することに
より認証2秒以内を実現している。

 同社では、高速化と認証精度向上のため、
「手のひら静脈と3指の指紋のデータを
同時に安定取得する技術」、
「識別対象数を高速に絞り込む技術」、
「手のひら静脈と複数指紋の融合で特定の
1人を正確かつ安定に識別する技術」、
「識別処理の並列効果を高める技術」
という新たに4つの技術を開発した。

 「手のひら静脈と3指の指紋のデータを
同時に安定取得する技術」では、手のひら
静脈の高速撮影の開発で蓄積したノウハウ
などにより、手のひらを一度かざす一連の
動作の中で手のひら静脈と指紋の情報を
安定に取得する技術を開発。

 「識別対象数を高速に絞り込む技術」
では、手のひら静脈と3つの指紋から
合わせて4つの絞り込み用特徴情報を抽出
し、100万人から1万人までの絞り込みを
0.1秒以内に行っている。
 これは比較的処理の軽い数値だけで
行える演算処理によって絞り込みを行って
いるため高速化できるという。

 「手のひら静脈と複数指紋の融合で
特定の1人を正確かつ安定に識別する技術」
では」、1/100まで絞り込んだデータを対象
に、手のひらと3つの指紋の識別結果を
合わせて判定することにより、正確かつ
安定に1人を特定する融合判定技術を開発
したという。

 そして、「識別処理の並列効果を高める
技術」では、識別処理を複数のサーバで
並列して行う技術を開発した。
 この技術では、識別すべき人数に応じて
識別処理を行うサーバ数を増減させること
も可能で、クラウド環境での利用に適して
いるという。

 富士通研究所 ソフトウェアシステム
研究所 主管研究員の新崎卓氏によれば、
生体情報だけで100万人の中から一人を
特定する場合、これまでの技術であれば
数10分必要だと語る。

 同社では、1万人まで絞り込む技術の
精度を上げ、2011年度中には1000万人規模
の認証を可能にする予定で、今後は
1億人規模の認証を目指すという。

 富士通研究所 代表取締役社長
富田達夫氏は、同社が開発した技術の利用
について、「食、環境、エネルギー、
健康など、実世界には多くの情報があるが、
現在のICTではこれらの情報の取得がまだ
不十分で、単なる情報の検索ということに
留まっている。
 ただ、今後センサーが発達すれば、
さまざまな情報があふれ、情報過多に
なってしまい、いろいろな行動を抑制する
ことになる。
 我々は、人間が行動する中で得られる
さまざまな情報をICTに取り込み、単なる
情報ということではなく、価値、知識として
実社会に返し、知的社会を実現することを
目指しており、それが富士通のビジョンだ」
と述べた。


009
 富士通が新たに開発した、3指の指紋情報
と手のひら静脈情報を一度の操作で取得する
読み取り装置
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「生体情報だけで100万人の中から2秒で
本人を特定 」って凄いですね。

現在銀行などで実施している認証システム
よりずっと使いやすいように思えます。

現在の住民基本台帳カードなどの個人認証
システムは複雑すぎて使いにくい。
もっと使いやすいものでないと普及しない
と思う。

富士通のこのシステムは使えそう。
期待したい。


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