パーキンソン手術で新技術開発 和歌山県立医大
パーキンソン手術で新技術開発
和歌山県立医大
2011/02/25 47news
詳細は、リンクを参照して下さい。
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手足の震えや歩行困難などの運動障害が
起きる難病パーキンソン病+の手術精度を
高める技術の開発に成功したと、
和歌山県立医大(和歌山市)が25日、
発表した。
従来よりも副作用が少なく、安全性の
向上も期待されるとしており、同医大の
小倉光博講師(脳神経外科)は「患者の
症状に合った治療法を選べるきっかけに
なる」と話している。
手術法の一つ「脳深部刺激療法」は、
胸に刺激発生装置を付け、脳の深部に埋めた
電極から弱い電気刺激を与えることで脳の
働きを抑え、治療する。
同医大によると、従来は主に大脳の
「視床下核」という部位に電極が
埋められていた。
同医大は1994年から約80人の患者
に手術をする中で、同じ大脳にある
「淡蒼球」という部位の中で特に運動機能
の調節に関与する場所に電極を埋める手法
を開発。
治療効果を上げる“つぼ”となり、
うつ病や認知症など精神障害の副作用が
少なく、安全性の向上も期待できる
としている。
全国パーキンソン病+友の会によると、
全国のパーキンソン病患者のうち8割以上
が視床下核に電極を埋める手術を受けて
いる。同会は「少しずつでも治療が改善
されていくのはうれしい」としている。
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>従来は主に大脳の「視床下核」という
>部位に電極が埋められていた。
んですね。
この辺の理屈は古いですが、下記の
記事を見てください。
「視床下核を見る」
2006年01月21日 Neurology
参考になると思います。
もう一つ関連するものがありましたので
紹介しておきます。
「脳深部刺激療法(DBS)を受けた患者
に関するアンケート調査報告書」
2011年05月01日
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