福島第1原発1号機への海水注入問題について
あきれてものが言えない。
というのが正直な感想。
コミュニケーションが全くとれていない。
どうなっている?
そこで気になった点をひとつ。
朝日新聞の今日の報道から見ると、
>海水注入の判断は誰が行うべき
>なのか?
>東電によれば、事故時は発電所長に
>権限がある。
>ただ、廃炉につながりかねない原子炉
>への海水注入などの重要な判断は、
>社長が確認・了解するという。
ここで疑問が湧きました。
国民の命と、原子炉の廃炉と、
どちらが大切なのでしょう?
国民の命、安全を優先すべきでは
ないのでしょうか?
東電の規定には、国民の安全に対する
考慮が抜けている。
原子炉を守る方が優先事項のように
見える。
「廃炉につながりかねない原子炉への
海水注入などの重要な判断は、社長が
確認・確認了解する。」
という文の後に但し書きがあるべきで
しょう。
一刻を争います。
原子力の専門家であれば、冷やし
続けないととんでもないことになる
ことは自明のこと。
それをもっとも理解しているのは、
現場の責任者ではないのでしょうか?
当然現場の実態も良く分かっている。
要は、国民の安全に関わることは、
現場の発電所長の判断にまかせる
べきこと。
現場の状況も知らない、東電の社長が
判断できます?
利害もからんでくるはず。
素人の政治家が判断する?
斑目さんの以前の発言を完全に
忘れているし、海水を注入すべき
かどうか問えば良い話。
再臨界の可能性を問われれば、
それはゼロでは無いとしか
言いようが無いと思う。
こんなことを言っているようで、
正しい判断が出来ます?
極めて疑問。
議論などしているだけで、何時間も経って
しまう。そんな余裕などない。
時間的余裕については、
今頃東電の発表がありましたが、
以前投稿した記事によれば、
「原発の全電源喪失、米は30年前に想定
安全規制に活用」
>バッテリーが4時間使用可能な場合は、
>停電開始後5時間で「燃料が露出」、
>5時間半後に「燃料は485度に達し、
>水素も発生」、6時間後に「燃料の溶融
>(メルトダウン)開始」、7時間後に
>「圧力容器下部が損傷」、8時間半後に
>「格納容器損傷」という結果が出た。
と言ってます。30年前に!
結果はほぼシミュレーションの通り。
議論の余地などない。
現場の吉田所長の判断は正しい。
処分とか言う話があるようだが、
そうではないでしょう。
と言いたい。
国民の命を優先したのだから、
むしろ良くやったと言ってあげたい。
東電の規定が間違っているのだから。
関連記事です。
『所長の注水継続は「妥当な判断」
…武藤副社長』
(2011年5月27日08時38分 読売新聞
>「首相の了解がないと注水ができない
>という官邸内の雰囲気」を東電幹部が
>本店に伝えてきた。
>当時、海水で原子炉を冷やすのは
>「一刻も早くやりたい」(武藤副社長)
>事項だったが、官邸に反論する
>こともなく、本店にいた清水正孝社長
>(66)と同原発の吉田昌郎所長
>(56)らは注水中断で一致した。
国策だからですか?
>反論することもなく
何故国民の命にかかわることなのに
断れないのですか?
国民の命より、自分の地位の方が
大事?
情けないのは社長、副社長の方。
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