難病の視神経脊髄炎、原因を解明 薬効く可能性、臨床試験へ
難病の視神経脊髄炎、原因を解明
薬効く可能性、臨床試験へ
2011/02/15 47news
詳細は、リンクを参照して下さい。
少し前の情報です。
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視覚障害やしびれ、痛みが繰り返し起きる
難病の視神経脊髄炎(NMO)の患者では、
血液で特定のリンパ球が増え、神経系の細胞
を破壊する抗体をつくり出していることを
突き止めたと、国立精神・神経医療研究
センター神経研究所の荒浪利昌室長と
山村隆部長らが14日付米科学アカデミー
紀要電子版に発表した。
このリンパ球は「プラズマブラスト」と
呼ばれ、免疫活性物質「インターロイキン
(IL)6」によって増えていた。
山村部長は「IL6を阻害する薬を
使えば、NMOを治療できる可能性が出て
きた」と話し、臨床試験を計画している。
NMOの患者は日本で約4千人。
中枢神経系の難病「多発性硬化症」に
似ており難病と扱われているが、研究が
進み、二つは別の病気と考えられるように
なってきた。
荒波室長らはNMO患者24人の血液を
分析し、プラズマブラストが健常者や
多発性硬化症患者より多いことが分かった。
このリンパ球はIL6に刺激され、
NMOを起こす「抗アクアポリン4抗体」
を作っていることを確かめた。
IL6を阻害する薬は既にリウマチなど
で使われている。
この薬を試験管内で加えると、
プラズマブラストは減少した。
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Good Newsだと思います。
臨床に近いというのが素晴らしい。
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コメント
国立精神・神経医療研究センター神経研究所はいろいろと発表がありますよね。
注目です!
投稿: H!ro ^ ^ | 2011年5月 7日 (土) 00時48分
そうですね。注目です。
残念ながら、なかなか良い情報が出て来ませんね。
研究はそれなりに進んではいるはずですが、
投稿: haredasu | 2011年5月 7日 (土) 11時00分