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2011年5月16日 (月)

レアアースを含む蛍光体を種類ごとに分離する技術を開発

レアアースを含む蛍光体を種類ごとに
分離する技術を開発

-高磁場勾配磁選機を利用し、
連続的に高純度で分離-
2011年5月11日 産業技術総合研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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ポイント
・再利用が難しいさまざまな色が混合した
 蛍光体廃棄物に適用可能な技術
・低コストで汎用の高磁場勾配磁選機を用い、
 連続的に蛍光体を分離できることを実証
・高効率照明などに使用されるレアアースを
 含む蛍光体の使用量低減に期待

 希土類(レアアース)を含む蛍光体が
複数混合しているために再利用が難しい
蛍光ランプ(蛍光灯)などの蛍光体を、
種類ごとに分離して再利用する技術を
開発した。

 この技術は、蛍光体の種類ごとに磁化率
が異なっている点に着目し、実用性の高い
汎用の高磁場勾配磁選機を用い、蛍光体を
分散させた液の添加剤を工夫することで、
連続的に蛍光体を種類ごとに分離できる
技術である。

 高効率照明に使用されるテルビウム(Tb)
やユーロピウム(Eu)などの希土類を含む
蛍光体の使用量低減に貢献できる。

 なお、本研究は独立行政法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構
(NEDO)「希少金属代替材料開発
プロジェクト」において行い、技術の詳細
は2011年5月12~13日に東京都江戸川区で
開催される第28回希土類討論会にて発表
する。

Fig1
図1 本技術により再分離した蛍光体
(上)赤色蛍光体、青色蛍光体、
   緑色蛍光体の混合物 
(下)その混合物を再分離した蛍光体
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なかなか面白そうな技術ですね。
>希土類を含む蛍光体の使用量低減に
>貢献できる。
そうです。

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