遺伝物質の断片ふりかけ、安全・簡単に万能細胞
遺伝物質の断片ふりかけ、
安全・簡単に万能細胞
2011年5月27日01時42分 読売新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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様々な組織の細胞に変化する人の
iPS細胞(新型万能細胞)と同じ能力
のある細胞を、新しい方法で作ることに
大阪大の森正樹教授らのグループが成功
した。
皮膚などの細胞に「マイクロRNA」
という遺伝物質の断片を3種類ふりかける
だけで、安全性も高く、再生医療への応用
が期待される。
27日の科学誌「セル・ステムセル」に
発表する。
研究グループは、細胞内の遺伝子の
働きを制御するマイクロRNAの中には、
普通の細胞をiPS細胞のような万能細胞
に変えるものがあると予測。
万能細胞だけで働くマイクロRNAを
探し、脂肪や皮膚の細胞に入れる実験を
重ねた。
その結果、細胞の性質を調節する
「mir―200c」など3種類を、
ヒトの皮膚の細胞などに加えるだけで
iPS細胞とよく似た細胞を作ることに
成功。
マウスに移植して様々な細胞に変化する
ことも確認した。
「mi―iPS(ミップス)」細胞と
名付けた。
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ふ~ん。
いろいろな方法があるのですね。
何故ふりかけるだけでiPS細胞と
よく似た細胞ができるのでしょう?
作成効率はどの程度なのでしょう?
マイクロRNAを入れる?
今後に期待ですね。
追記、関連記事です。
「振りかけるだけでiPS細胞
ウイルス使わずリスク低減」
朝日新聞
>今回の手法はiPS細胞が得られる効率が
>1%未満と低いが、森教授は「現時点で
>世界で最も安全にiPS細胞を作る方法
>といえる。効率を上げて臨床応用に活用したい
と言ってますね。
まだ効率は低い。でも安全だと、
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