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2011年5月17日 (火)

住民が受けた放射線の推定積算量、文科省が公表

住民が受けた放射線の推定積算量、
文科省が公表

2011年5月17日 読売新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 文部科学省は16日、東京電力福島
第一原子力発電所の周辺地域で、原発事故
の発生から今月11日までの2か月間に
住民が被曝(ひばく)した放射線の推定積算量
をまとめた。

 「計画的避難区域」に指定され、避難が
始まったばかりの福島県飯舘村では、原発
から30キロを超える地域でも一部で
20ミリ・シーベルトを超えた。

 同区域指定の目安となる年間積算量の
20ミリ・シーベルトを、2か月で既に
超えた形だ。

 最も高い50ミリ・シーベルト以上の
積算放射線量となったのは、20キロ圏内
の警戒区域にある同県双葉町と浪江町。

 20~30キロ圏内でも、同町の一部で
50ミリ・シーベルトを超えた。

 地図は、2448地点の観測値を基に
作成された。
 同省は、各地の最新の線量マップと、
事故発生から1年間での推定積算値マップ
の2種類を公開してきたが、今回から
現時点の積算線量を推定した地図も加えた。
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すごい汚染量ですよね。
その割には、政府の動きは全く鈍い。

実際に今回の事故で実害がどの程度想定
されるのかは別にして、
”放射能「管理区域」”というものが
設定されています。
さらに厳しい制限を受けるのが
「個別被曝管理」区域です。

この記事を見てください。
確実に広がる放射能、福島県内学校の
75%が放射能「管理区域」レベルの汚染

2011/04/14
ひと月も前の記事です。

福島県内学校の75%が放射能「管理区域」
レベルです。

放射能「管理区域」に指定される区域の
基準はかなり厳しいものです。
この基準と今回の事故での汚染状況との
あいだにはかなりの温度差があるように
思えます。

どう考えれば良いのでしょうか?

簡単には、
「管理区域」とは、人が放射線の不必要な
被曝を防ぐため、放射線量が一定以上ある
場所を明確に区域し、人の不必要な立ち入り
を防止するために設けられる区域。
 また、「個別被曝管理」とは、放射線業務
従事者が被曝量の許容値を超えないように
するため、区域内で受ける外部被曝線量や
内部被曝線量を、一人一人個別に計り管理
することが求められる区域ということに
なります。

放射線管理区域」についての詳細は
このリンクを見てください。

放射線を浴びることに対して厳しい
基準を作っておきながら、実際の事故時の
対応、言い方はあまりに無責任。
この管理区域の基準とあまりに差が
ありすぎる。

管理区域にしろ、個別被曝管理が必要と
される区域にしろ、非常に狭い区域しか
考慮されておらず、今回のように汚染が
広範囲になった場合の考え方はどうなの
でしょうか?
あまりに広範囲になりすぎたので、管理
不能ですか?

何のための基準なのでしょう?

今回の政府の対応には考えさせられる
ことが多い。
いち早い対策が必要です。

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