痛風患者に朗報! 帝人が新薬投入 売上目標1600億円の期待の星
痛風患者に朗報! 帝人が新薬投入
売上目標1600億円の期待の星
2011年5月30日 週間ダイヤモンド
詳細は、リンクを参照して下さい。
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日本で100万人近くいるといわれている
痛風患者に朗報である。
5月17日、帝人の医薬医療事業の
グループ会社である帝人ファーマが、世界
で約40年ぶりとなる痛風・高尿酸血症の
新しい治療剤「フェブリク錠」
(一般名:フェブキソスタット)を発売
した。
特徴は大きく二つある。
そもそも痛風は、血清中の尿酸値が高く
なる高尿酸血症によって引き起こされる。
この新薬は従来薬と比べて着実に尿酸値
を低下させ、痛風をなくす高い有効性が
臨床試験で証明されている。
もう一つの特徴は薬の適応症として、
痛風だけでなく高尿酸血症も含めて承認を
取得していることだ。
従来薬は、適応症が痛風と、高尿酸血症
を伴う高血圧症となっており、高尿酸血症
でも、痛風を発症していない患者や、
高血圧の合併症がない患者には処方する
ことができなかった。
今回、尿酸値が7.0mg/dLを超える
高尿酸血症患者への処方が可能となり、
潜在患者数は最大で1600万人まで広がる。
まさに画期的な新薬なのだ。
現時点で日本国内の痛風治療薬は年間
250億円前後の市場規模だが、帝人では
「まず2~3年内に100億円、特許が切れる
2018年までには200億円の販売を目指す」
(荒尾健太郎・帝人ファーマ社長)と
寄せる期待は大きい。
09年以降、すでに北米や欧州7ヵ国で販売
を開始しており、14年までに中国やアジア、
ロシアや中東諸国など全世界60ヵ国で展開
する計画で、最大年間1600億円
(薬価ベース)の売上高を見込む。
11年3月期の帝人の医薬医療事業の売上高
は1364億円で全体の17%を、営業利益は
229億円で同39%を占めており、競争激化で
利幅が薄い繊維事業に代わる帝人の収益の
柱となっている。
新薬は自社開発のため利益率はさらに
高くなる。医薬医療事業部門出身の
大八木成男・帝人社長が、手塩にかけ
育ててきた「孝行息子」が屋台骨を支える
日は、そう遠くはないだろう。
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>帝人ファーマが世界で約40年ぶり
>となる痛風・高尿酸血症の新しい
>治療剤「フェブリク錠」を発売した。
そうです。
>潜在患者数は最大で1600万人
>まさに画期的な新薬なのだ。
と言ってます。
痛風患者に朗報!となりそうですね。
世界で約40年ぶりとは待ちに待った人が
多いということ。
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