10年以上におよぶ研究の末、電子の正確な形が明らかに
10年以上におよぶ研究の末、
電子の正確な形が明らかに
2011年05月28日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
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英国インペリアル・カレッジ・ロンドン
の科学者たちが従来よりも正確な方法で
電子の形状を測定し、電子がほぼ完全な
球形であることを突き止めたそうだ。
研究成果は5月26日号の科学誌Natureに
発表された(ScienceDailyの記事、
Nature Newsの記事、 本家/.)。
10年以上にわたって続けられた研究の
結果、電子の真球に対する誤差は
0.000000000000000000000000001cm以下
なのだという。
電子を太陽系の大きさに拡大しても、
誤差は髪の毛の太さ以内に収まる計算
になる。
電子の形状にゆがみがあれば動きに独特
の揺れが発生するため、それを含む分子も
変形する。
精密なレーザーを使用してフッ化
イッテルビウム分子内の電子の動きを
測定したところ、揺れは見られなかった
とのこと。
研究者たちはさらに正確な測定を進めて
おり、この成果は反物質の研究にとって
重要なのだという。
物質と反物質とのわずかな動きの違いを
観察することにより、ビッグバンの際に
物質と同じぐらい生成されたと考えられる
反物質が消失してしまった原因を解明する
手掛かりになるかもしれないとのことだ。
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すごい。
電子って真球なんですね。
>電子を太陽系の大きさに拡大しても、
>誤差は髪の毛の太さ以内に収まる計算
>になる。
どうしてそんなに真球なんでしょうか?
不思議ですね。
10年以上にわたって続けられた研究という
のもすごい。
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