植物繊維から軽くて強いプラスチックを作る
植物繊維から軽くて強いプラスチックを作る
2011年04月01日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
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サンパウロ大学の研究グループは、バナナ
やパイナップルといった植物から抽出した
ナノセルロース繊維から軽くて強い
プラスチックを作ることに成功したとのこと
(本家/.、WIRED記事)。
ナノセルロース繊維はケブラーに匹敵する
強度を誇る上、再生可能である。
また、ナノセルロース繊維からつくられる
プラスチックは石油由来のものより「30%も
軽く、3~4倍の強度」を持つのだそうだ。
加えて、熱やガソリン、水に対する耐性
にも優れており、石油由来のプラスチック
と混ぜなければ生分解性であるとのこと。
研究者らの目標はより環境に優しい
自動車をつくることにあるのだが、
ダッシュボードやバンパー、一部の
ボディーパネルの材料となるのは想像に
難くないとのこと。
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良さそうですね。
>石油由来のものより「30%も軽く、
>3~4倍の強度」を持つ
>石油由来のプラスチック
>と混ぜなければ生分解性である
とのことです。
ただ気をつけなくてはいけないのは、
「植物性プラスチックは本当に
環境にやさしいのか」
という話があります。
>植物からプラスチックを抽出する
>工程では化石燃料が依然として必要で,
>その量は私たちの想像をはるかに
>上回ってることがわかってきた。
という話です。
どういう行程でどんな化石燃料を必要と
すると言っているのでしょうか?
とは言ってもいつまでも化石燃料に
依存している訳にはいかないのだから
なんとかしないといけないですよね。
科学は必ず進歩しますから、大丈夫
でしょう。
こういう話もあります。
「砂糖からプラスチック原料を
作る新しい触媒を開発」
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