迅速に汚染水の処理ができる粉末を、金沢大学が開発
迅速に汚染水の処理ができる粉末を、
金沢大学が開発
2011年04月25日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
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金沢大学の太田富久教授は汚染水の除染
が可能とされる粉末を1ヶ月足らずで開発
したと発表した。
しかもすでに導入が決まっている
フランス・アレバ社の除染システムよりも
20倍早く処理できるという
(ウォール・ストリート・ジャーナル
日本版)。
同教授によると「天然の鉱物と化学物質
を混合した白い粉末は、汚染水に溶けた
放射性物質を捕まえて沈殿させる。
1000トンの汚染水の場合では1時間で処理
できる」という。
一方フランス・アレバ社の除染システム
の処理能力は1時間当たり50トンとされる。
ベースとなっている技術は汚染処理を
専門とするクマケン工業(秋田県横手市)
と金沢大学が共同開発した無機系凝集剤
「ソリウェルパウダー」のようだ。
こちらではすでに有害重金属類の除去が
可能なので、今回さらに微調整して
「放射性同位体のヨウ素、セシウム、
ストロンチウム、プルトニウムにも応用」
できたという。
一方東京電力は取水口付近の海中に投入
したゼオライト(猫砂に利用される沸石類)
土嚢に放射性物質の吸着に成功したと発表
している。
遅まきながらも除染技術が次々に開発
されるのは喜ばしい。
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誠に喜ばしいことです。
積極的に採用してください。
東電さん。
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