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2011年4月23日 (土)

福島第1原発事故、植物による土壌浄化に関する国内専門家の見解

福島第1原発事故、植物による土壌浄化
に関する国内専門家の見解

2011年04月19日 スゴモリ

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 福島第一原子力発電所の放射性物質が、
広範囲に飛散した。
 この影響で出荷制限や停止などの措置が
とられている。
 今後、農地の利用再開を考えるときに、
「植物による土壌浄化
(ファイトレメディエーション)」も
考える必要がある。

 この土壌浄化に関して、植物に有害元素
を吸収させて汚染土壌などを浄化する手法
を研究している、北海道大学大学院農学
研究院 生物資源生産学部門作物生産生物
分野 植物栄養学研究室の渡部敏裕助教の
解説をお届けする。

 渡部氏は植物を使って放射性物質を吸収
・除去させる手法について、その実現性や
実現可能性のある植物について以下の
ように語る。

 「最も可能性が有るのは、地上部(茎と
葉)に放射性元素を集積させ、それを刈り
取り処分することです。

 ファイトレメディエーションに適した
植物を選定するにはいくつもの課題が
あります。
・対象となる放射性元素(今現在では
 セシウム(Cs)137がそれに該当するか
 と思います)をたくさん地上部に集積する
・バイオマス(成長量)が大きくて成育が
 早い
・環境に対して悪影響を与えない
 (外来種や繁殖力の強い多年草などは
 好ましくない)
・栽培が容易(繁殖が難しい種、生育環境
 が限られる種は適しません)

 ファイトレメディエーションは根が届く
範囲でしか効果がない(Csは土壌への吸着力
が強いため、飛来したCs137のほとんどは
土壌の表層にとどまると思います。
 そういう場合は根を深く張る植物種では
吸収・除去効果が低くなってしまいます)

 ネットでも公開していますが
(http://www.geocities.jp/watanabe1209/Topics/CsSr.htm)、
 私と北大植物園の共同研究で、植物界
全体をある程度網羅した植物種の
元素分析をしています。

 その結果からCsやストロンチウム(Sr)
の高集積植物が見つかっています
(ここでいうCsやSrは、自然に存在する
非放射性元素のことです。

 植物は、放射性元素のCsやSrも同じよう
に吸収・集積する性質があります)。

 これらの多くは上記の3や4で問題がある
のですが、近縁種などからいくつか候補を
絞り、現在圃場試験を準備しています。

 本当は現地土壌で栽培試験をすべきなの
ですが、発生源(原発)がまだ封じ込め
られていない現状ですと植物体に集積した
放射性元素が根吸収由来なのか大気中の
塵由来なのか分からなくなってしまうため
評価が難しいと思います。

 その代わりに、非汚染土壌での圃場試験
で根の張り方なども調べながら
ファイトレメディエーション用植物の選定
を行います。

 ただ事態は急を要していますので、厳密
な評価なしにでも今ある情報や施設を
使ってできるところから実施できればよい
のですが。」

 ただし、植物による土壌浄化を実施する
上で注意しなければいけない点について
氏はこう言う。

 「実現のための大きなハードルは刈り
取った後の植物の処理です。
 その処理方法により利用できる植物種も
少し変わるかもしれません。
 焼却して灰などに含まれる放射性元素を
回収するという方法なら、上記の1~5の
総合評価が高いものを選べばよいでしょう。

 一方、もしバイオガスなどにすることを
考えるのなら、エネルギー作物で考える必要
があるかもしれません。

 いずれにせよ、広範囲で実施するので
あれば処理施設に目処がたってから栽培を
行わないと莫大な廃棄物が出てしまい
ます。」

 渡部氏の提言は以前紹介した筑波大学
元教授・植物遺伝育種学、生井兵治氏の
緊急提言と内容的には一致する部分も多い。

 こうした対策が人の手によって行われない
ような生態系において、放射性元素は循環
し、一部は系外に出ていくことになる。
 放射性物質との戦いは始まったばかりだ。
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良い情報だと思います。

今から今後の対策方法について検討して
おく必要があると考えます。

政府にはできる限り早く汚染除去の為の
施策の検討を始めて貰いたい。


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