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2011年4月21日 (木)

Bリンパ球から抗体産生細胞への分化を制御する仕組みを解明

Bリンパ球から抗体産生細胞への分化を
制御する仕組みを解明

平成23年4月15日
独立行政法人 理化学研究所
国立大学法人 大阪大学
独立行政法人 科学技術振興機構(JST)

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 独立行政法人 理化学研究所(理研、
野依 良治 理事長)と国立大学法人
大阪大学(鷲田 清一 総長)、独立行政
法人 科学技術振興機構(JST、北澤 宏一
理事長)は、免疫機能を発揮するBリンパ球
注1)が抗体産生細胞注2)に分化するため
に必要なシグナルを、リン酸化酵素注3)
Erkが伝達することを世界で初めて解明
しました。

 これは、理研 免疫・アレルギー科学総合
研究センター(谷口 克 センター長)
分化制御研究グループ(黒崎 知博
グループディレクター)の保田 朋波流
(トモハル) 元研究員と米谷 耕平 
基礎科学特別研究員ら、大阪大学免疫学
フロンティア研究センター(審良 静男 
拠点長) 分化制御研究室の黒崎 知博 
特任教授を中心とする共同研究グループの
成果です。

 Bリンパ球は、生体を脅かす細菌や
ウイルスなどの抗原に遭遇すると、抗体
産生細胞へと分化して抗原特異的抗体を
産生し、生体防御機能を発揮します。

 しかし、このBリンパ球から抗体産生
細胞へ分化する仕組みは謎のままでした。

 研究グループは、リン酸化酵素Erkに
注目し、この酵素を免疫応答時に誘導的に
欠損させる遺伝学的手法を用いて、抗体産生
細胞への分化におけるErkの役割を解析
しました。

 その結果、ErkがBlimp-1という
転写因子注4)の発現を誘導し、抗体産生
細胞へと分化させるのに必須のリン酸化酵素
であることを初めて明らかにしました。

 また、ErkがElk1と呼ばれる転写
因子をリン酸化させBlimp-1の発現
を誘導するという仕組みも突き止めました。

 本研究の成果は、抗体が原因となる
アレルギー疾患や自己免疫疾患の治療法に
つながると期待されます。

 本研究成果は、米国科学雑誌
「Science Signaling」
(2011年4月19日号)に掲載され
ます。本研究は、JST 戦略的創造研究
推進事業 チーム型研究(CREST)
「アレルギー疾患・自己免疫疾患などの
発症機構と治療技術」研究領域(研究総括:
菅村 和夫)における研究課題「液性免疫
制御による新しい治療法の開発」
(研究代表者:黒崎 知博)の一環として
行われました。
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>Bリンパ球は、生体を脅かす細菌や
>ウイルスなどの抗原に遭遇すると、抗体
>産生細胞へと分化して抗原特異的抗体を
>産生し、生体防御機能を発揮します。
抗原抗体反応と言われていますね。

でも、今までは、
>このBリンパ球から抗体産生細胞へ分化
>する仕組みは謎のままでした。

今回、この時の仕組みの一端が解明され
ました。

>本研究の成果は、抗体が原因となる
>アレルギー疾患や自己免疫疾患の治療法
>につながると期待されます。
とのことです。期待したい。

人は免疫によって守られているわけですが、
免疫は大きく分けて、今回その一端が解明
された、液性免疫と、T細胞によって担われ、
B細胞により産生される抗体が関与しない
免疫系である細胞性免疫の二種類あります。

免疫システムが正常に働かないために
発症すると考えられている自己免疫疾患
が多種あります。
免疫システムは凄く複雑ですので、
原因が不明で治療法すらない疾患が
多いのです。

なので、少しでも進展があると嬉しい。

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