HIV-1タンパク質の細胞膜透過の仕組みをナノメートルレベルで可視化し解明
HIV-1タンパク質の細胞膜透過の仕組みを
ナノメートルレベルで可視化し解明
2011年3月30日 東北大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東北大学大学院医学系研究科の鈴木康弘
講師の研究グループは、同研究科ナノ医科学
寄附講座の権田幸祐講師ら、東京大学大学院
理学系研究科の樋口秀男 教授らと共同で、
エイズウイルスが発現するTAT
(Trans-activator of transcription)
タンパク質の細胞膜上での動態を
7ナノメートル(ナノメートル:ミリメートル
の百万分の一)で直接可視化・解析する方法
を世界で初めて開発しました。
この方法により、TATタンパク質が
細胞表面の膜貫通タンパクに結合し、
その後、細胞に侵入する様子を
TATタンパク質1分子ごとに観察し、
その細胞侵入機序の解明に成功しました。
TATタンパク質の動態を1分子レベルで
直接観察できるようになったことで、今後、
その侵入機序の解析をもとにしたエイズの
進行抑制法開発が期待されると同時に、
TATタンパク質の持つ侵入特性を利用して
開発中の細胞へのタンパク質導入法の開発
・改良が飛躍的に改善され、再生医学や
がん治療法の開発等への応用が期待され
ます。
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素晴らしいですね。
>今後、その侵入機序の解析をもとにした
>エイズの進行抑制法開発が期待される
>と同時に、TATタンパク質の持つ
>侵入特性を利用して開発中の細胞への
>タンパク質導入法の開発・改良が
>飛躍的に改善され、再生医学や
>がん治療法の開発等への応用が期待
>されます。
とのことです。
期待できそうです。
詳細は(プレスリリース本文)を
参照してください。
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