« 医師らへの資金提供、情報公開へ指針 製薬工業協会 | トップページ | 日本を産油国にする「藻」 »

2011年3月 4日 (金)

再生医療(1)培養表皮 重症やけど救う

再生医療(1)培養表皮 重症やけど救う
2011年3月2日 読売新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 「僕ね、命を助けてくれた病院やお医者
さんのために役立つことがしたいんだ」。
 愛知県の小学2年生A君(8)は入院中、
祖母(62)にそっとつぶやいた。

 そんな優しい心を持つ我が子が、父親
(39)はとてもいとおしい。
 もしあの治療が実用化されて
いなかったら、命が失われていた
かもしれない、と思う。

 A君は2008年5月、自宅で火事に
遭い、愛知医大病院高度救命救急センター
(愛知県長久手町)に救急車で運ばれた。
 体表面積の92%に重度のやけどを負って
いた。

 皮膚が失われると、血液から細菌が入り、
全身で炎症が起きる敗血症を発病しやすく
なる。
 約30%以上の重いやけどを負うと命の
危険が高くなるとされ、A君は最重症
だった。

 治療は患者自身の正常な皮膚をはがして
患部に移植することが多い。
 しかし、A君はやけどを負っていない
部分がわずかしかないため、移植が
できない。

 亡くなった人から提供を受けた皮膚を
冷凍保存しておき、移植する治療法も
ある。しかし、他人の皮膚なので拒絶反応
が起き、3週間ほどではがれてしまう。

 「このままだと亡くなる危険性が高い」。
 そう思った形成外科教授の横尾和久さん
は、皮膚の再生医療に懸けることにした。

 A君の首から切手大の皮膚を切り取り、
愛知県内のバイオ企業「J―TEC」に
送り、約3週間かけて1000倍以上の面積
に培養。
 それを縦10センチ、横8センチの
シート状に加工して、全身に計約60枚
張り付けた。

 この方法だと、十分な面積の皮膚を作製
できる上、自分の細胞を使っているので
拒絶反応がない。
 同社が開発した「培養表皮」は、前年の
07年、国の製造認可が下りていた。

 A君は、敗血症などを起こさずに回復。
 09年3月に退院した。
 やけどで損傷がひどい両足は切断した
ため、車いすの生活になった。
 現在、義足で歩くリハビリ中。
 「算数が得意」と、元気に小学校に
通っている。

 この培養表皮は09年1月に保険適用
された。
 1枚30万円以上と高価だが、
高額療養費制度の適用を受け、一般的な
収入世帯なら負担額は月8万円強ほどに
抑えられる。

 治療対象は、体表面積の30%以上の
重症やけどを負った患者。
 年間約900人いるという。
 横尾さんは、A君を含め6人の患者に
培養表皮を使い、皮膚培養中に亡くなった
1人を除き、5人全員を救命できた。

 ただし、保険で使える培養表皮は
20枚で、超えた分は表皮を作る企業の
無償提供だ。

 A君の父親は「企業が倒産したら患者は
治療が受けられなくなる。
 国は対策を」と話している。
---------------------------------------

助かってよかったですね。
でも、おかしいですよね。
>治療対象は、体表面積の30%以上の
>重症やけどを負った患者。
>年間約900人いるという。

>ただし、保険で使える培養表皮は
>20枚で、超えた分は表皮を作る企業の
>無償提供だ。

>A君の父親は「企業が倒産したら患者は
>治療が受けられなくなる。
>国は対策を」と話している。

再生医療は大切ではないのですか?
何故20枚に限定してしまうのですか?
人の命はお金に代えがたいものでは
ないのでしょうか?

20枚に限定することで、どの位の
医療費削減になるのでしょうか?
こんなところを削って良いのでしょうか?
どこか間違っていませんか?
それこそ無駄は限りなくあるのでは?
削るべきところは沢山あるはず。

医療を、特に最新の再生医療は産業として
育成していく方針ではないのですか?
倒産してしまっては意味がないでは
ないですか?
良く理解できません。

下記の話を見てください。
---------------------------------------
 昨日の午後には再生医療の産業化を
テーマとするシンポジウムで座長を
勤めさせていただきました。
 欧米でも再生医療の産業化に向けて、
産官学を挙げて取り組む体制整備が
進められています。

 日本でも再生医療の
実用化ハイウェイ構想の下、細胞シートや
iPS細胞に基づく再生医療、
ティッシュエンジニアリングと組み合わせた
骨、軟骨再生などの動物での検討、
臨床研究が加速的に進められつつあります。

 しかし、産業化を視野に入れると
どうでしょう。
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
(J-TEC)の自家培養表皮が日本で唯一
実用化にこぎつけましたが、
保険収載時に制約が付けられたことなどが
影響して、事業としては赤字であるのが
実情です。
 セルシードはフランスで事業化まで
後一歩というところまで来ていますが、
この2社に続く企業がなかなか出て
きません。
---------------------------------------

再生医療の実用化ハイウェイ構想って
なんですか?

折角再生医療を産業として成功させたいと
努力している企業を窮地に追い込んでおいて
再生医療の実用化ハイウェイ構想?

>欧米でも再生医療の産業化に向けて、
>産官学を挙げて取り組む体制整備が
>進められています。
と言ってますよね。

日本はどうなっているのでしょう?
歯痒い限りです。

|

« 医師らへの資金提供、情報公開へ指針 製薬工業協会 | トップページ | 日本を産油国にする「藻」 »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/51029627

この記事へのトラックバック一覧です: 再生医療(1)培養表皮 重症やけど救う:

« 医師らへの資金提供、情報公開へ指針 製薬工業協会 | トップページ | 日本を産油国にする「藻」 »