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2011年3月27日 (日)

放射線モニターデータの推移が気になっている方へ

安全を考えると放射線量の傾向を知る
ことは大切な事と思います。

各データへのリンクページがありますので
紹介しておきます。

放射線モニターデータのまとめページ
(トップ)

このなかから、福島県に住んでいるものと
して感心のあるデータを見てみました。
リンクは、
[NEW] 有志によるプロット
(Twitterなどから収集されたもの。
定期的に更新されているデータもあります。
茨城、福島、宮城などの重要地のプロット
を含みます。)

さらにこの中から、注目するプロット
データは、
3月25日アップデート
ソウル大谷田さんによる福島県各地の
測定結果のまとめ(3/25日9時まで)

このデータを見ると30K圏外であるにも
関わらず、飯館村の線量が多いようです。
積算線量(15日0時~24日14時):4.2mSv
です。

線量は降下方向なのでこのまま落ち着いて
行けば危険な値とまでは言えないかも
知れませんが、心配ですよね。

現状では屋内待機区域の30Km範囲より
大きい被曝量です。

福島市もなぜか結構高い。

政府からはなんの説明もない。
心配になりますよね。

多分20K,30Km区域の設定は万一の事象が
発生した場合のことを考慮しての設定と
思います。
実際に観測される放射線量とは相関して
いません。

-------
「放射線モニターデータのまとめページ
(トップ)」の最後にあるように

 末尾に日常的に放射線を扱い、半導体
放射線検出器を開発している一人の
物理学者(実験系)として、本ページの
管理人(一宮)の個人的意見(見解)を
言わせて下さい。

 福島原発の事故については推移を注意
深く監視しなければなりませんし状況は
決して楽観視できませんが、現在もっと
大切で優先順位の高い事は地震の被災者の
生命・身体の安全であり、サポートでは
ないでしょうか?
 「現時点では」原発の極近郊を除いては
十分安全であり、むしろ心配する労力を
援助・復興に振り向けた方が遥かに建設的
ですし、健全な態度だと考えます。
-------
というのが正しい態度なのでしょう。

200mSv以上の場合に統計的な
影響が現れるということです。
そこまで行くにはまだまだ余裕が
あります。

低い線量の被曝でがんが増えるかは
定かでないというのが現状で、
専門家といえども何とも言えない。
というのが現状です。

とは言え飯館村の例で言えば、
約10日で4.2mSvですから、下がって来て
いるとはいえ、年間被曝量はかなりのもの
になるかも知れません。

今後の為には、SPEEDIなどのデータも
含めて継続観測し、積極的に公開して
貰いたいものと思います。
それが政府の責任でしょう。
データがなければ何の判断も出来ません。

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