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2011年2月28日 (月)

腸粘膜を守る抗体の新たな産生の仕組みを解明

腸粘膜を守る抗体の新たな産生の
仕組みを解明
-ワクチン開発や自己免疫疾患治療に
新たな視点-

平成23年2月18日
科学技術振興機構(JST)
東京医科歯科大学

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 JST 課題解決型基礎研究の一環として、
東京医科歯科大学 難治疾患研究所の樗木
(オオテキ) 俊聡 教授らは、マウスの
体内で腸管粘膜の防御に必須なIgA抗体
を作る新たなメカニズムを解明しました。

 消化管などの粘膜面では、病原体の感染
に対してIgA抗体が主体となって防御して
います。
 一方、特に感染のない状態でも、恒常的に
大量のIgAが作られています。
 このIgAは、無数に存在する常在菌から
粘膜を守り、常在菌のバランスを維持する
ことに役立っています。
 最近の研究により、恒常的なIgAの
産生では、免疫反応の司令塔である
樹状細胞が重要な役割を担っていると考え
られていますが、その詳細な仕組みはよく
分かっていませんでした。

 本研究グループは今回、この恒常的な
IgA産生の仕組みを突き止めました。

 具体的には、腸内常在菌からの刺激が
起点となり、Ⅰ型インターフェロン
(IFN)が産生されて、その刺激を受けた
樹状細胞が「粘膜型」に変化します。

 「粘膜型」の樹状細胞では、IgAの
産生を促すAPRIL(エイプリル)や
BAFF(バフ)というたんぱく質が多く
発現しており、IgAの産生を効率よく
誘導することを明らかにしました。

 一方で、APRILやBAFFの過剰な
産生が自己免疫疾患やがんの誘導に関与して
いるとの報告もあることから、これらの
たんぱく質やその産生細胞である樹状細胞
を標的にすることで、新しいワクチンの開発
や自己免疫病の治療に役立つものと期待
されます。

 本研究成果は、2011年2月17日
(米国東部時間)に米国科学雑誌
「Immunity」のオンライン速報版
で公開されます。
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>今回、腸内粘膜でIgAが恒常的に産生
>されるメカニズムが明らかになり、
>形質細胞様樹状細胞(pDC)がIgAの
>産生を促すAPRILやBAFFの
>産生細胞として、重要な役割を担うことが
>分かりました。

>一方、Ⅰ型IFNやAPRILおよび
>BAFFの過剰生産は、
>全身性エリテマトーデス(SLE)や
>シェーグレン症候群をはじめとする
>自己免疫疾患や、ある種のがんの病態形成
>の一因になることも、ヒトやマウスで
>報告されています。

>本成果は、腸管免疫系における、
>APRILやBAFFおよびその産生細胞
>である形質細胞様樹状細胞(pDC)を
>標的とした、新しいワクチン開発や
>自己免疫疾患の治療戦略に役立つものと
>期待されます。
とのことです。期待しましょう。

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