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2011年2月12日 (土)

アルツハイマー病の原因物質、細胞にたまる仕組み解明

アルツハイマー病の原因物質、細胞に
たまる仕組み解明

2011年2月9日 朝日新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 神経細胞の中心から末端部に様々な
たんぱく質を運ぶ「キネシン1」という
運搬役のたんぱく質が働かなくなると、
アルツハイマー病の発症につながる物質が
末端部にたまってしまうことを、名古屋大
の松本邦弘教授と久本直毅准教授
(生命理学)らが解明した。

 仕組みがわかったことで、治療法の開発に
つなげられる可能性がある。
 9日付の米科学誌で発表する。

 脳が萎縮するアルツハイマー病は、神経の
伝達に必要な「APP」というたんぱく質が
脳内の神経細胞の末端部にたまって変異し、
蓄積されてしまうことが原因だと考えられて
いる。

 APPは、神経細胞の中心部から末端部に
向けてレールのように延びた微小管を
キネシン1によって運ばれる。
 APPが末端部にたまりすぎると、通常は
別の運搬役のたんぱく質によって中心部に
戻され、分解される。

 松本教授らは線虫の細胞を使い、
キネシン1など運搬役の二つのたんぱく質
を働かなくした上で、APPが往復するか
どうかを観察した。
 その結果、中心部から末端部に運ばれは
するものの、中心部には戻らず、末端部に
たまってしまうことがわかった。

 キネシン1はAPPのほか、復路用の
別の運搬役も末端部まで運んでおり、
実験でキネシン1などが働かなかった
ために、この復路用の運搬役が足りなく
なったのが原因とみられる。

 往路用の運搬役がキネシン1以外に
存在するらしいことも、この実験で
わかった。

 アルツハイマー病の患者は国内に
約120万人いるとみられ、久本准教授は
「こうした仕組みの理解がさらに進めば、
治療につながるかも知れない」と
話している。(高山裕喜)
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今回の発見が治療につながると良いですね。

参考までに、APPとは
アミロイド前駆体蛋白
(APP:amyloid precursor protein)
のことです。

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