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2011年2月25日 (金)

印タタ傘下企業が三顧の礼

印タタ傘下企業が三顧の礼
プロアシスト(大阪市、システム開発設計)
2011年2月16日 日経ビジネスONLINE

詳細は、リンクを参照して下さい。

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01
妊婦の健康を守るハイテク岩田帯を抱える
生駒京子社長。
 右は自社開発する脳波センサー
(写真:山田 哲也)

 インド最大の財閥、タタグループ。
 その傘下企業でシステム開発を手がける
タタ・エレクシーは米国、欧州、アジア各国
に拠点を持ち、日本にも支社を置く。
 3000人を超えるエンジニアを抱えており、
システム開発に加え、アニメーションの
グラフィックス製作でも知られる。

 世界で知られるグローバル企業が、
三顧の礼で迎えた中小企業が大阪にある。

 生駒京子社長が率いるシステム開発企業、
プロアシストだ。
 メーカーの研究開発を受託する事業で、
パナソニックやNEC、日立製作所、
シャープ、オムロンなど日本の名だたる
電機メーカーと取引実績を持つ。

 同社とタタ・エレクシーとの関係が
始まったのは2008年1月にさかのぼる。
 プロアシストに1本の電話が入った。
 聞けばインドに本拠を置くタタグループ
のシステム開発企業という。

 「当時、私はタタグループを知らな
かった。インドというから、紅茶会社かと
思ったほど」と生駒社長は冗談交じりに
打ち明ける。

 プロアシストの本社を訪れた
タタ・エレクシーの担当者が持ちかけたのは
オフショア開発だった。
 つまりプロアシストから仕事を受注し、
インドでシステム開発したいという。

 なぜ、タタ・エレクシーはプロアシストに
目をつけたのか。
 生駒社長は、「当社が持つ大手メーカー
とのネットワークに期待して来たのだろう」
と振り返る。

2度断った取引話-----

 だがその時生駒社長は、申し出を断って
いる。プロアシストは大手電機メーカーの
研究開発部門をサポートする事業で成長して
きた。システム開発では量より質を重視して
きたため、仕事を外部に発注するオフショア
開発を必要としていなかったのだ。

 それでも担当者は諦めない。

 2~3度とプロアシストを訪れ、生駒社長の
説得に当たっている。
 3度目の会合で、生駒社長は「オフショア
開発では互いの強みは生かせない」と
改めて伝えるとともに、自社の事業モデル
について詳しく説明した。

 これでタタ・エレクシーの対応は一変
した。「御社の強みは十分理解した。
 パートナーとして一緒に組みたい」と
技術提携を申し出たのだ。

 2008年5月にはタタ・エレクシーの
インド本社に招かれ、正式に提携すること
が決まった。
 世界で事業展開する企業が、
プロアシストをパートナーとして認めた
瞬間だった。

 以来、同社は共同でクライアント企業の
開発を受託するほか、営業先の開拓でも
協力している。

 提携によって、プロアシストはIT
(情報技術)大国インド進出の橋頭堡を
経た。「数年のうちにはインドに拠点を
構えたい」と生駒社長は話す。

 タタが認めたプロアシストの強みとは
具体的には何か。
 それは大手メーカーの開発、生産体制を
支えるサポート力とニッチな分野に持つ
技術力にある。
 「モノ作り企業で働く研究開発者の3本目
の腕となり、かゆい所に手を差し伸べる」。
 それがプロアシストの事業モデルだ。

 大手メーカーの競争環境は年々厳しさを
増している。
 速いペースで新製品を開発し、大量に生産
して市場に投入し続けなければ、途端に競争
から取り残される。
 必然的にメーカーの開発、生産期間は
短くなる。

 プロアシストのエンジニアは、こうした
余裕のない大手メーカーの研究開発・
生産体制をサポートする。

 例えば、三洋電機とは工場における
生産技術やノウハウを共有、教育する
システムを共同開発した。
 それは後に、「ノウハウ伝承職人」として
パッケージソフトやWEBアプリケーション
にして売り出してもいる。

 「中小のシステム開発企業はメーカーの
下請けになるのが通例。
 だが、当社はメーカーのパートナー
として、新しい視点や技術を提供してきた」
と生駒社長は誇らしげだ。

 そのための武器もある。
 同社はアナログ技術に長けた技術者を
多く抱える。
 近年はデジタル技術が開発の主流を占めて
おり、アナログ技術はニッチな分野では
ある。だが高性能な電源装置やモーターには
欠かせない技術であり、省エネが注目される
近年、多くのメーカーから引く手あまた
だという。

 大手メーカーの研究開発をサポートする
ことで、同社には最先端の技術が蓄積
される。すると大手メーカーはますます
同社を頼るようになる。

社長は元専業主婦-----

 世界への足がかりをつかんだ生駒社長。
その経歴は異色だ。
 大学卒業後は学校の紹介でシステム開発
企業の情報技術開発にエンジニアとして
入社。松下電工(現パナソニック電工)に
出向して、モノ作りの現場でシステム開発に
携わってきた。
 その後IBMへの出向を経た後、
コスモ・エイティ(現セコムトラスト
システムズ)に転職している。

 異色なのはここからだ。
 1992年、36歳で生駒社長は会社を退職し、
専業主婦となった。
 エンジニアとして忙しく働く日々から
一転、時間を持て余す毎日が続く。

 そんなある時、何気なくテレビを
つけると、バブル崩壊のあおりを受けて、
システムエンジニアが次々とリストラされる
光景が映し出された。

 そのさまを見て、生駒社長は奮い立った。
 せっかく身につけたエンジニアとしての
能力やモノ作りの知識を、このまま埋もれ
させていいのか。
 「世の中に貢献したい。
 そんな思いが抑えられなかった」
(生駒社長)。

 もちろん、最初から簡単に顧客が
見つかれば苦労はしない。
 飛び込み営業で門前払いを受けるのは
日常茶飯事。
 だが、生駒社長は怯まず粘り強く訪問を
続けた。
 「イスに座らせてもらえばこっちの
もの。客のニーズや悩みに耳を傾けて、
受注につなげてきた」。
 生駒社長はこう語る。

 そして創業から10年後、2004年には
メーカーへの転身を志し、同社は独自製品の
開発に乗り出す。
 「自分たちの技術力を試してみたい」。
 こんな社員の声が後押しになったという。

 今、力を入れる製品は、脳波センサー
や妊婦が巻くハイテク岩田帯など。
 後者には胎児の心拍数などを読み取る
センサーと無線機能がついており、
インターネットを通して医師が妊婦と胎児の
様子を随時確認できる。
 両方とも、同社の強みであるアナログ信号
の処理技術を医療系の機器に生かした。
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なんとも素晴らしい。
感動してしまいます。

大企業は人を生かすことが不得意。
目先の業績に目がくらんで人を見ない。
折角のこんな人材を手放してしまう。

リストラされた日本の技術者が中国で
職を得、その人達が開発した製品が日本の
市場を脅かしているとか?

>アナログ技術に長けた技術者を多く
>抱える。
良いところに目をつけたと思います。
これからはアナログ技術がさらに必要
になると思います。
それとシステム技術。

デジタルはマイコンで、ほとんど出来て
しまう。
もちろん、ハイテクな部分はあるが、
その部分はマイコンの中の
ブラックボックスというケースが殆ど
のはず。
知らなくても機器の設計はできてしまう。
動かすのはソフト。

それに対してアナログ技術は、
一朝一夕には会得できない。
ノウハウの蓄積が必要なのです。

生駒京子社長。
バイタリティも戦略もある。
凄いですね。

印タタ傘下企業も凄いと思います。
良い企業を探して見つけようと
努力している。
人材と言って良いかもしれない。
成長する企業は違う。
成長するために貪欲です。゜
海外の企業でも、その相手が中小企業
だろうと、そんなことは関係ない。
中身を見て判断する。
見習いたい。

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