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2011年2月 4日 (金)

追跡!A to Z 「心臓がよみがえる~密着 世界初の再生医療」

追跡!A to Z
「心臓がよみがえる~密着
世界初の再生医療」
1月29日(土)21:50放送 (C)NHK

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キャスター : 鎌田靖
語り(語り手) : 永作博美

 2010年、重度の心筋こうそく患者の
心臓を幹細胞で再生させる世界初の
臨床試験が行われた。

 歩くことも困難だった患者が、治療により
日常生活を取り戻すまでに回復。

 “心臓は一度傷つくと再生できない”
という常識を覆した。
 海外では、1型の糖尿病患者に再生医療
が行われ、すい臓の機能を回復させる成果を
上げている。
 免疫の拒絶反応が起こらないため、
臓器移植に代わる医療として期待される
幹細胞の再生医療の最前線を追う。
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再生医療に過大な期待を持たないように、
というような話がきこえてきますが、
この番組を見ていると体性幹細胞を用いた
再生医療は、かなり臨床に近い所まで来て
いるように思えます。

再生医療に使用できる細胞は、
大きく分けてES細胞、体性幹細胞、
iPS細胞があります。

ES細胞は万能ですが、倫理的な問題があり
臨床に使用するにはかなりの壁が存在する。
又、iPS細胞は、まだがん化の問題があり
安全とは言いきれない。
という中で、体性幹細胞がかなり臨床に
近いように感じました。

今回の例は、心筋梗塞で壊死した心筋の
再生治療ですが、うまくいったようです。

ブラジルでは重症のⅠ型糖尿病患者に
再生医療を用いてインスリンの注射が
必要ない程度まで回復出来た話が
出て来ます。
すべての糖尿病に適用出来るように
なると言っていました。

臨床の場で広く行われるようになるのは
早くても5年以上先ではないかと
思われますが患者にとっては命に関わる
こと。
早く実現して貰いたいと思いました。

この番組は有料ですが、
NHKオンデマンド」で見ることが出来ます。

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