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2011年2月 6日 (日)

命のともしび 心は自由:5 意思通じる限り、生きる

命のともしび 心は自由:5
意思通じる限り、生きる

詳細は、リンクを参照して下さい。
命のともしび 心は自由:4の続編です。

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 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状が
進んで意思疎通ができなくなったら、
人工呼吸器を外してほしい。
 千葉県勝浦市の照川貞喜さん(70)は
2007年秋、そんな内容の要望書を
亀田総合病院に提出した。

 書面の橋渡しをした病院の小野沢滋
(おのざわしげる)・在宅医療部長は、
貞喜さんを92年から担当し、呼吸器を
めぐる思いを何度も聞いてきた。
 難しい要望だったが、「無理と言って
しまえば本人が救われない」と思った。

 病院の倫理問題検討委員会で1年近く
議論を重ねた結果は、「意思を尊重する
ことは、倫理的に問題はない」だった。

 ただ、呼吸器を外した場合、刑事責任に
問われる可能性があった。
 亀田信介(かめだしんすけ)院長は
「実際に止めるのは難しい」との立場だ。

 一度呼吸器を着けると、外すことは
難しい。
 「そのことが、かえって呼吸器を着ける
選択を妨げているのではないか」。
 妻の恵美子さん(68)は、
そう感じている。

 貞喜さんもかつて、呼吸器をどうするか
迷った。
 でも、着けてみたら、楽しい生き方を
見つけることができた。

 後で外せないからといって、とりあえず
着けてみることも選べず、亡くなる人が
いる。
 それはおかしいと、2人は思っている。

 昨年5月。
 小野沢さんらが同行して、貞喜さんたち
は鹿児島県を旅した。
 メールで連絡を続けていた日本ALS協会
鹿児島県支部の交流会に参加し、温泉を
楽しんだ。

 この旅で、数年前からメールの返信が
途絶えていた女性患者と会った。
 女性は貞喜さんと同じ願いを持っていた。
 症状の進行で意思疎通ができなくなって
いたが、呼吸器を外してもらえずにいた。

 予定を変えて訪れた病室。
 貞喜さんは恵美子さんの手を借りて、
動かない女性の手を握った。
 その目から、涙がこぼれた。
 貞喜さんは、つらい気持ちでいっぱいに
なった。

 亀田総合病院の委員会の結論から3年。
 貞喜さんの視力は落ち、パソコンの画面
を見ての操作は難しくなった。
 でも、ほおを動かせば、家族を呼び、
思いを伝えられる。

 意思疎通ができなくなったら、呼吸器を
外してほしい。

 その思いは変わらない。
 だからこそ、伝える手段が本当に尽きる
ときまで、精いっぱい生きる。
 そして、考えを発信するつもりだ。

 体が不自由でも、心はいまも自由だ。
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>病院の倫理問題検討委員会で1年近く
>議論を重ねた結果は、「意思を尊重する
>ことは、倫理的に問題はない」だった。

でも、
>院長は「実際に止めるのは難しい」
>との立場だ。
であれば、実行できない。
何のための倫理委員会?
何のための一年近くの議論?

>難しい要望だったが、「無理と言って
>しまえば本人が救われない」と思った。
この思いは、本人の意志は無視されて
良いものでしょうか?

なんとも割り切れない気持ちです。
ある意味、意志を示している患者に対して
拷問を科す判断をしたのだと思う。

こんなことが許されて良いのだろうか?
本人にとってこんなにつらいことは
ない。意思疎通もできず、希望もなく
時を過ごしていくしかない。

時間が経てば、良い装置が出来、
意思疎通が出来るようになるかも
しれません。

でも、決断しなければいけない時と
いうものがあるはずです。
いつまでも、待てないのです。
希望がなければ生きていけません。
そのことを分かって欲しいと思います。

安楽死も同様の問題をはらんでいます。

真剣に議論し、きちんと本人を含めた
当事者達の意志を尊重する方向での
法律改正が必要だと、私は思います。

今は、殺人罪に問われてしまうとなれば
やむを得ないことだと思います。
そうであれば、その前に死を選択する
しかない。これで良いのでしょうか?

>体が不自由でも、心はいまも自由だ。
なのだから、心の自由はせめて奪わないで
欲しいと思う。
本人だけのわがままではない。
家族も含めた総意なのだから。

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