« 壁面、道路、天井……どこでも発電 | トップページ | そらべあ基金:「応援隊」募集 »

2011年2月28日 (月)

第3の視細胞と青色光

第3の視細胞と青色光
Blog「スゴモリ」より

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 網膜にあって、光を受け取る視細胞には、
これまで色を識別できるが暗さに弱い錐体
(すいたい:cone)細胞と、
色の識別はできないが暗さに強い
桿体(かんたい:rod)細胞の2種類が
知られていた。

 しかし近年、これらに加えて第3の視細胞
と認知されるようになってきた細胞がある。

 光感受性網膜神経節細胞(ipRGC)だ。
 ただ、このリンク先のウィキペディアの
記載にもあるように、ipRGCはこれまで
もっぱら概日リズムの調節が主な役割だと
考えられてきた。

 ところが2007年、網膜の錐体細胞も
桿体細胞もともに失い、50年間盲目だった
87歳の女性に青色光を照射したところ確かに
明るさを感じたという報告がなされた。

 この論文に名を連ねる
ラッセル・フォスター氏が最初に第3の
視細胞の存在を報告した1990年代初頭は、
非難の嵐だったという。

 フォスター氏らは、生まれつき錐体細胞
も桿体細胞も持たないマウスの突然変異
でも、概日リズムは正常であることを発見
したのだが、突然変異でもわずかな視細胞
が残っていたのではという指摘だ。

 ところが2000年に、フォスター氏の弟子
であるイグナシオ・プロベンキオ氏が、
メラノオプシンという光感受性タンパク質
を、網膜神経節層という本来視細胞が
存在しない場所に発見すると、この場所に
存在する網膜神経節細胞が、それまで
考えられていた視細胞と脳をつなぐ単なる
中継細胞ではなく、光を感じる視細胞の
仲間なのではという可能性が高まり、誰が
最初にその証明をするかという過酷な研究
レースが始まった。

 2年後の2002年、このレースを制した
のは、2つの研究グループだった。

 一方のグループは、網膜神経節細胞の
わずか1%の細胞がメラノオプシンを産生
し、その神経細胞(ipRGC)は概日リズムの
中枢へと投射していることを証明した。

 そしてもう一方のグループは、ipRGCが
確かに光感受性で、青色光に最も敏感である
ことを証明したのだった。

 そして、ここまではipRGCが確かに第3の
視細胞であるが、概日リズムの調節に関与
しているというだけの結果だったのだが、
冒頭の2007年の実験に引き続き、昨年報告
された2つの実験結果は、第3の視細胞
だけしかもたないマウスでも視覚をもち、
第3の視細胞だけ(実際はメラノオプシン)
を失ったマウスでは、薄暗い場所での視覚が
大幅に低下することが明らかとなった。

 つまり、第3の視細胞は、概日リズムの
調節ばかりではなく、実際の視覚にも寄与
していることが示されたのだ。

 さらに驚くべきことに、青色光刺激に
よって、記憶と学習といった脳の高次機能
が改善されるかもしれない可能性まで出て
きたのだ。

 例えば、2006年にアメリカで行われた
実験によると、夜6時間半青色光を照射
された被験者は、緑色光を照射された
被験者より、音に対する反応時間が短く
なり、集中力が増加したという。

 日本でも名古屋市立大大学院医学研究科
の岡嶋教授らが、青色光の認知症への
医学的効果を確かめている。
 確かにこれらの研究では、第3の視細胞が
青色光を受け取ったことによって、
その効果が現れたのかどうかは不明なの
だが、今後の発展が期待される。

 一方で、青色光の弊害も取り立たされて
いる。青色光は白色光より網膜への傷害や
概日リズムへの影響が大きいというのだ。

 省エネのため、青色成分の多いLED照明が
主流となりつつある昨今だが、知らず知らず
のうちにその影響を受けているかも
しれない。
 このように、第3の視細胞と青色光の関係
には、まだまだ解明されていない謎が
多いのである。
---------------------------------------

興味深い話ですね。

面白そうなBlogです。
いろいろな話題が載っている。

まだまだ知らないことばかりですね。
新しいことがどんどん出てくる。

教科書の記載も変えていかないといけなく
なることがどんどん出てくる。

科学とはそんなもの。だから面白い。

大体が最初は反対の嵐。
反対にめげずに研究を進める。

この繰り返しで進んで行くのが科学。
とは思うけれど、
新しい発見に対して、真摯に受け止める
人がもう少し多くても良いような気が
します。

だって科学者なのですから、

いろいろな可能性がある。
だからこそ自分で確かめて初めて
反論できるのだと思います。

推定だけで反対しているのかな?
ちょっと違和感を感じます。

|

« 壁面、道路、天井……どこでも発電 | トップページ | そらべあ基金:「応援隊」募集 »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

名古屋市立大大学院医学研究科
の岡嶋教授らの論文捏造疑惑


名市大 論文ねつ造疑いで調査
名古屋市立大学大学院の医学研究科の教授が波票した17の論文をねつ造している疑いがあるという指摘があり、名古屋市立大学は、近く調査委員会を設けて、調査することになりました。名古屋市立大学によりますと、これらの論文は、平成9年から今年にかけてアメリカの学会誌などに発表されたものですが、「ほかの論文から実験のデータを流用するなどしてねつ造している」という指摘があったということです。名古屋市立大学は、近く、外部の有識者を含む調査委員会を立ち上げて、調査することになりました。名古屋市立大学では「今の段階では、論文に問題があったかどうか分からないが、指摘があった以上は、真相を確認したい」としています。
研究者の論文を巡っては、先月、三重大学大学院生物資源学研究科の男性准教授が発表した論文10本についても、データのねつ造などの疑いがあるという指摘がよせられ、大学などが調査しています。
03月04日 12時33分

投稿: 名古屋市立大 | 2011年3月 6日 (日) 00時49分

育毛研究の教授に論文疑惑、名古屋市大が調査委設置へ
2011.3.4 13:06
 発毛や育毛の研究で知られる名古屋市立大大学院の教授らが発表した17の論文で、画像データを不正流用したり、パソコンで加工した画像を使ったりした疑いがあるとして、市立大は4日、大学関係者と外部の有識者らによる調査委員会を3月中に設置すると発表した。

 不正が指摘されているのは大学院医学研究科の男性教授(57)と、同じ研究室の准教授(43)ら。市立大によると、大学側は先月25日、インターネットのサイトで論文の画像データについて、疑惑が指摘されていることを把握、内部で調査を始めていた。

投稿: 育毛研究の教授に論文疑惑、名古屋市大が調査委設置へ 2011.3.4 13:06  発毛や育毛の研究で知られる名古屋市立大大学院の教授らが発表した17の論文で、画像データを不正流用したり、パソコンで加 | 2011年3月 6日 (日) 00時53分

情報ありがとうございます。

知りませんでした。
注視して行きたいと思います。

投稿: haredasu | 2011年3月 6日 (日) 11時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/50993737

この記事へのトラックバック一覧です: 第3の視細胞と青色光:

« 壁面、道路、天井……どこでも発電 | トップページ | そらべあ基金:「応援隊」募集 »