« 透明なコバルト添加の二酸化チタン薄膜が磁石となる謎を解明 | トップページ | 日本の医療の「おかしな」点を総点検! »

2011年1月28日 (金)

発電に微生物の力 燃料電池が実用レベルうかがう

発電に微生物の力
燃料電池が実用レベルうかがう

2011/1/21 日本経済新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 水素と酸素から電気を作り出す燃料電池。

 原理はこれと似ているが、反応に微生物
の力を借りて電気を作り出す研究が
進んでいる。

 名付けて「微生物燃料電池」。

 従来型の燃料電池と比べて効率は劣る
ものの、微生物による廃棄物の分解など
「合わせ技」で新たな可能性を開こうと
している。

 東京大学の駒場リサーチキャンパス
(東京都目黒区)。
 「駒場オープンラボラトリー」に科学技術
振興機構(JST)の「橋本光エネルギー
変換システムプロジェクト」(研究総括、
橋本和仁東京大学教授)の研究拠点がある。

 ここで微生物グループを率いるのが
渡辺一哉特任准教授だ。

 微生物燃料電池の要となる微生物は
「電流生成菌」と呼ばれる細菌だ。
 有機物をエサにして分解してエネルギー
を得ているが、その過程で電子を外部に放出
する性質を持っている。
 同グループはシュワネラ菌と呼ばれる種類
などを使っている。

 これを有機物とともに水を満たした
反応層に入れておく。
 微生物が有機物を分解し、放出した電子
を電極(負極)に渡すことで電流が流れる
仕組みだ。
 微生物のエサとなる有機物を与え続ければ
いつまでも電気を発生し続ける。

 微生物燃料電池の活用法として、
研究チームは2つの方向性を想定している。

 1つは比較的大きなプラントで、下水や
工場廃水を微生物で分解しながら「副産物」
として電気を得るやり方。

 もう1つは、システムを小型化して携帯
機器の電源などに使うものだ。
 現在はメタノールを使った燃料電池が開発
されているが、微生物燃料電池では
メタノールよりも安全な原料を使えるように
なる。

 課題は発電の効率を上げること。
 2010年には大きな進展があった。
 研究を始めた当初は1リットル当たり
1ミリ~10ミリワットしかできなかった
のが「1リットル当たり2ワットの水準
まできた」(渡辺氏)。
 世界的に見ても最高水準で「一気に実用化
の見通しがみえてきた」(同)。

 効率アップの原動力になったのは電極の
構造の工夫。
 微生物が電子を渡す側の負極を、
グラファイト表面にカーボンナノチューブ
(筒状炭素分子)を多数つけた微細な構造
にすることで、電流が流れやすくなること
がわかった。

 電流生成菌の改良や、システムの最適化
などの工夫と併せ、今後もう一段の効率
アップを狙っている。

 渡辺氏のグループでは、同じく微生物を
利用した太陽電池の研究にも取り組んで
いる。
 電流生成菌のエサである有機物を、別の
微生物に光合成によって作らせる。
 これらの組み合わせで電気を取り出す。
 微生物による自然の営みを利用しつつ、
エネルギーを得ようという可能性を
秘めた試みだ
---------------------------------------

面白そうですね。
合わせ技も使えるし、
「微生物燃料電池」良さそうです。

>「1リットル当たり2ワットの
>水準まできた」
結構な発電力です。

自然の営みを利用する。
良いですね。
将来に期待したい。

ホントに微生物の持っている可能性
というのはすごいですね。
燃料にも、発電にも寄与する。
浄化もしてくれる。

|

« 透明なコバルト添加の二酸化チタン薄膜が磁石となる謎を解明 | トップページ | 日本の医療の「おかしな」点を総点検! »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/50710232

この記事へのトラックバック一覧です: 発電に微生物の力 燃料電池が実用レベルうかがう :

« 透明なコバルト添加の二酸化チタン薄膜が磁石となる謎を解明 | トップページ | 日本の医療の「おかしな」点を総点検! »