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2011年1月11日 (火)

細胞のストレス応答機構の分子メカニズムが明らかに

細胞のストレス応答機構の分子メカニズム
が明らかに

-ストレスによるIP3受容体の機能破壊が、
神経細胞死による脳障害を引き起こす-
平成22年12月9日
理化学研究所
科学技術振興機構

詳細は、リンクを参照して下さい。
少し古い情報ですが、気になっていた
ものですので、紹介しておきます。

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 独立行政法人 理化学研究所(理研、
野依 良治 理事長)と独立行政法人
科学技術振興機構(JST、北澤 宏一
理事長)は、細胞内カルシウム濃度を調節
するタンパク質IP3受容体(IP3R)
が小胞体ストレスによって破壊され、
神経細胞死を誘導することを世界で初めて
発見しました。

 この発見は、IP3Rが細胞死を誘導する
という従来の定説を覆すもので、ストレス
による神経変性疾患の発症メカニズムの
理解につながります。

 これは、理研 脳科学総合研究センター
(利根川 進 センター長) 発生神経生物
研究チームの御子柴 克彦 チームリーダー
(JST 戦略的創造研究推進事業 発展研究
(SORST)
「カルシウム振動プロジェクト」 研究総括)
肥後 剛康 研究員(現、理研 脳科学総合
研究センター 認知機能表現研究チーム)ら
による成果です。

 現代は、ストレス社会といわれて久しく、
職場、家庭、学校での過度なストレスによる
体調不良、心の病、自殺が社会的に大きな
問題となっています。

 健康的な生活を過ごす上で、いかに
ストレスを軽減し、上手に付き合うかが、
多くの人々にとって切実な問題となって
います。

 細胞も同様に、絶えずストレスに
さらされており、過度なストレスは、細胞が
生来備えているストレス応答機構を破綻
させ、細胞自らが死を選択する細胞死を
引き起こすことが分かっています。

 特に、神経細胞がストレスにさらされる
と、細胞死による脳機能の低下、ひいては
さまざまな神経変性疾患を引き起こすと
考えられています。

 ストレスによって神経細胞のストレス
応答機構がどのように破綻し、細胞死が
誘導されるかを解明することができると、
神経変性疾患などの治療法の確立に大いに
貢献するにもかかわらず、いまだに
ストレス応答機構破綻の分子メカニズムは
明らかになっていません。

 今回、研究チームは、細胞内のカルシウム
濃度を調節するタンパク質であるIP3Rの
機能が小胞体ストレスによって破壊され、
神経細胞死を誘導することを世界で初めて
発見しました。

 この発見は、ある特定のタンパク質
(IP3R)がストレスから脳を守る働き
をしていることを示唆したという点で画期的
なものであるとともに、IP3Rが細胞死を
誘導するという定説を覆すことと
なりました。

 今後は、学術的貢献だけにとどまらず、
ストレスによる神経変性疾患の
発症メカニズムの理解や神経変性疾患の
発症予防を含む治療への応用に貢献すると
期待されます。

 本研究成果は、米国科学雑誌
「Neuron(ニューロン)」
(2010年12月9日号)に掲載され、
その表紙を飾ります。
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>この発見は、ある特定のタンパク質
>(IP3R)がストレスから脳を守る
>働きをしていることを示唆したという点で
>画期的なものであるとともに、
>IP3Rが細胞死を誘導するという定説
>を覆すこととなりました。

>米国科学雑誌
>「Neuron(ニューロン)」
>の表紙を飾ります。
とのことで、大きな成果のようです。

この発見を契機として、神経変性疾患などの
治療法の確立に大いに貢献してもらいたい
ものです。

人間も、細胞も、ストレスに弱いんですね。
ストレスがかかりすぎると自殺してしまう。
ストレスとうまくつきあいましょうね。

関連記事が出ましたので載せておきます。
同じ内容のものですね。
理化学研究所とJST、
細胞のストレス応答機構の
分子メカニズムを発見

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