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2010年12月30日 (木)

こころを救う:精神疾患、13病院受け入れられず 救えた命では

こころを救う:精神疾患、13病院
受け入れられず 救えた命では

◇遺族「どうして心の病というだけで」
精神科あるのに--「専門外」とも
毎日新聞 2010年12月26日 東京朝刊

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 「心の病を抱え、今は苦しまずに逝った
ことが幸いだったと思う」。
 10月下旬、東京都東久留米市で精神疾患
を理由に救急搬送できずに死亡した男性
(当時44歳)の自宅を訪ねた。

 「救えた命だったのでは」。
 私たちの問いかけに父親(77)と
母親(71)は当初、報道されるのを
ためらった。
 あの日からまもなく2年。
 表札には長男の名前が残る。
 20年間、病に悩んだ息子の死をどう
受け止めればいいのか。
 両親の心は揺れ続けてきた。
【堀智行、江刺正嘉】

 09年2月14日夜から15日未明。
 東久留米市の住宅街で救急車が赤色灯を
回しながら立ち往生していた。
 いつになっても受け入れ先の病院が
見つからない。
 搬送をあきらめ自宅に戻すことになった。

 「大丈夫よね」。
 母親には長男が眠っているように見えた。
 だが救急隊員は「命の保証はできません」
と告げた。

 救急出動から3時間半がすぎた15日
午前1時半。
 救急車から降ろすと長男が一瞬、目を
開けた。
 「お兄ちゃーん」。
 母親が呼び掛けたが返事はない。
 こたつの脇に布団を敷いて寝かせ、
見守った。

 小さい頃はリレーの選手。
 優しくて、自慢するくらい頭もいい子。
「経理の資格を目指し一生懸命勉強して、
結婚もしたかったろうに」。
 意識が戻らないまま息を引き取ったのは、
その約12時間後だった。

 12月中旬、両親は消防の担当者から
救急搬送の経緯を聞き驚いた。
 受け入れ要請したのは有名な大学病院や
総合病院ばかりだった。
 精神科があるのに「精神は専門外」と
断った病院もあった。

 「どうして心の病というだけで診て
もらえなかったのか。
 息子の命はそんなに軽かったので
しょうか」
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>受け入れ要請したのは有名な大学病院や
>総合病院ばかりだった。
>精神科があるのに「精神は専門外」
>と断った病院もあった。

>「どうして心の病というだけで診て
>もらえなかったのか。
>息子の命はそんなに軽かったので
>しょうか」

哀しい話ですね。
どうしてでしょう?
救急患者なのに、専門外って?

人の命はそんなに軽いものなので
しょうか?
疑問を感じます。

関連記事です。
こころを救う:「心身合併症」搬送難航、
救急1日4カ所確保--東京都

-------
身体疾患を発症した精神障害者の救急搬送
が難航している問題で、東京都は11年度
から、心と体の合併症の救急患者を
受け入れる病院を1日4カ所確保する事業
を始める。
-------
そうです。

精神科医がいない救急病院が多い。
いても断るところがある。
先進諸国はどういう対応をしているので
しょうか?

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医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

「医療の限界」と「医療ミス」を混同した司法による判決によって、こういう医療行為が出来なくなった、ああいう医療行為が出来なくなった…という「判例縛り」の問題(「加古川心筋梗塞事件」「奈良心タンポナーデ事件」「福島VBAC訴訟」など)が、近年、深刻化しています。

「設備不十分な状態で患者を受け入れてはいけない」

「専門外の患者は受け入れてはいけない」

「帝王切開経験者の自然分娩(VBAC)に18分以上かかる病院は受け入れてはいけない」

などなど…。

「マンパワー」「リソース」「キャパシティ」の枯渇問題だけでなく、医療の知識がない司法が「こうしたから患者が死んだ、ああすれば患者は助かったはずだ」と、結果論による後出しジャンケンで出した有罪判決によって出来た「判例縛り」で、医療従事者の選択肢が摘まれていく現象にストップをかけない限り、医療の完全崩壊は免れないでしょう。

投稿: 都筑てんが | 2011年1月 6日 (木) 15時39分

自分も精神障害者手帳持ってるから「明日はわが身」だけど、国民が医療崩壊を望んでるんだから仕方がない。

自分や家族が必要な医療を受けられなくて死んでも(奈良の医療をぶっ潰した毎日新聞を始めとした)マスコミと、医療バッシングで医療を叩き潰した国民が悪いと思って諦めるしかない。

本来なら

「患者を受け入れられないなら、受け入れ態勢が整うように、医療現場の労働環境を良くして、医療従事者を守る法整備をしよう」

という方向に働きかけるべきはずなのに、現実は

「患者を受け入れないなら医者なんて辞めちまえ!病院なんて潰しちまえ!」

の大合唱。
http://www.crazarl.net/kasu1/tarai.txt

実際に現場を辞める医師や潰れる病院が出てる今じゃ、そういうバッシングを見ても、もう「あんたらの望みどおりになってるよ、よかったじゃん」としか言えない。

投稿: 都筑てんが | 2011年1月 7日 (金) 07時44分

「都筑てんが」さん
貴重なコメントありがとうございます。

>医療従事者の選択肢が摘まれていく現象にストップをかけない限り、
>医療の完全崩壊は免れないでしょう。
同感です。

医師は身の安全の方向に動く。

何故こんなことが起こるのか?
なんとなく理解できました。
自分で自分の首を絞めている感じに近い。

今回のこともそうですが、医療事故も含めて、あってはならないこと、
起こしてはいけないことが起こってしまった。
そのことは事実として、二度とそうならないように手を打たないといけないはず。

いつも思うのですが、人の命は大切なはず。
重いはず。それなのに、現実は軽いとしか思えない。そう扱われている。

政治家には是非人の命の重さをしっかり受け止めて欲しい。

その為に大切なのは、特に医療において大切なのは、犯罪者を特定することではなく、
そのことが意味のないことだとは思っていませんが、もっと大切なのは再発防止のはず。
二度と同じ悲劇を繰り返さない策をきちんと講じること。

その為の組織、仕組みを作ることが必須だと思っています。

犯罪者を特定することのみに汲々としている。これでは救われない。

被害を被るのは、医師のみならず、患者なのです。
患者が救われない。こんなことで良いはずがない。

現状の検察による事故調査では再発防止策は出てこない。
単に有罪か無罪かを判断するのみ。
しかも、その判断はあやしい。

であれば、何故。再発防止の為に、「医療安全調査委員会の設置」を
進めないのでしょうか?
日本版ADR法も制定したはずなのに!

この前の航空管制官の件もそう。
人はケアレスミスを冒す。
どんなに注意していても、防ぎ得ない。
ならば、その為の対策は必須です。
今回の件で、対策は打たれたのでしょうか?
疑問に思います。

強制力が働かないと改善は、特にお金のかかることは出来ないと思う。
法律で改善することを強制しないと駄目でしょう。

投稿: haredasu | 2011年1月 7日 (金) 12時10分

「都筑てんが」さん

>「患者を受け入れられないなら、受け入れ態勢が整うように、
>医療現場の労働環境を良くして、医療従事者を守る法整備を
>しよう」という方向に働きかけるべきはずなのに、
同感です。

マスコミには、国民に正しい情報を供給する役目があるはずなのに、
どうもおかしいですね。
もっとしっかりして貰いたい。

もっと国民に色々な意見を提示して、考えさせる。
そうあるべきでしょう。

どの新聞を見ても同じような記事。
これどういうこと? 色々な意見があって良いはず。

投稿: haredasu | 2011年1月 7日 (金) 12時38分

知人は精神科クリニックに通院していたが、その薬(30錠)の副作用でイレウスとなり総合病院へタクシーで行き、イレウス・入院要という診断であったが、入院させてもらえず帰宅させられた。
通院している街角クリニックの医師に入院先を紹介してもらえということで自宅で2日半(金曜日夜から月曜日朝まで)、過ごした。
街角クリニックは自宅と診療所が別のため、土日は医師と連絡がつかない。
イレウスでなくても、夜間は精神科受診者は医療とつながらない。

患者に自殺念慮・衝動が起きても、家族はどうすることもできずに、大量に処方されている精神薬を飲む、飲ませるしかない。
それで、また、処方薬依存となる。
この悪循環をつくっているのは、患者を治療すると思われている医者にほかならない。

「薬をださないと経営なりたたない」というおそろしい考えのもとに、多剤大量処方が行われている。気軽にこう言っている医者、その家族(妻)がいるが、薬は普通「頭がいたい、腹がいたい」というようなときに出すものであるが、はっきりと「経営のため」といっているわけである。
このなさけない日本の医療。そうした医療の犠牲者がこの記事の方であり、他の大勢の精神科患者といわれる人たちである。
自分の考えでは、多剤大量薬で、精神病者は毎日創りだされていると考えている。


大勢の人がそう思っている。精

投稿: aki | 2011年1月18日 (火) 12時37分

akiさん

コメントありがとうございます。

身体疾患を発症した精神障害者の救急搬送が
難航している問題は放置出来ない問題だと
思います。個人で出向いた場合もあると思います。

こんなことがあってはならないと考えます。

医師の良心を疑いたくなります。
どうして放置できるのでしょう?

これ以外にakiさんの言っておられる問題が
あることも承知しています。
すごく大きな問題だと思っています。
どうして改善されないのでしょう?
不思議でなりません。
良い先生もおられるようですが、少ないです。

以前この問題を取り上げました。下記です。
「多剤大量処方と妻の死のストーリー
(その1/2, 2/2)」
http://haredasu.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-50db.html
です。

多くの人に知って貰って是非改善する力に
なって貰いたいと思っています。


投稿: haredasu | 2011年1月18日 (火) 17時34分

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