COP16:日本に「化石賞」…会議で最も後ろ向き発言
COP16:日本に「化石賞」
…会議で最も後ろ向き発言
毎日新聞 2010年12月1日
詳細は、リンクを参照して下さい。
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【カンクン(メキシコ)國枝すみれ】
国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議
(COP16)のNGO会場で30日、
環境団体のネットワーク組織(CAN)が
最も後ろ向きな発言をした国に授与する
「今日の化石賞」の1位に日本が選ばれた。
前日に経済産業省の有馬純大臣官房審議官
(地球環境問題担当)が「日本は京都議定書
の延長(第2約束期間の設定)をいかなる
場合でも認めない」と発言したことが理由で、
CANのイアン・マグレガー氏は「会議の
建設的雰囲気をぶち壊す破壊発言。
代表団の8割、ほとんどのNGOが否定的
に受け取った」と批判した。
化石賞は99年のボン会議から始まった。
期間中、環境団体の投票によって
“その日の悪者”が選ばれる。
今回は約200団体が投票した。
中国や米国が参加しない京都議定書は
世界の温室効果ガス排出の27%しか
カバーしておらず、日本の立場は
「単純延長は締結国にとって不公平」
というもの。
有馬氏は「議定書延長がカンクン会議の
最大の成果になるとの発言が途上国から
あり、黙っていては日本が延長を受け
入れると誤解されるので、明確に言った」
と振り返る。
同氏の発言に会場は静まり返ったという。
各国代表団からは「なぜ日本は交渉を
ブロックするのか」「日本の論理は正しい
が、現段階で立場に固執すれば会議を壊す
だけだ」の声が上がっていた。
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日本は交渉術をもっと学ばないといけない
ようです。
主張すべき事を主張しない。
主張しなくても良いことを主張する。
正論で進むのならば、交渉など必要ない。
だから難しい。
一歩でも前進させるのが会議。
どうも日本は、頭が固すぎるように思う。
だからガラパゴス化する。
言い過ぎかな?
「化石賞」とは情けない。
後ろ向きととられたのだから、
重く受け止めて、真摯に反省し、
前進させましょう。
日本みずから会議を壊してどうするのか?
一歩後退したとしても二歩前進すれば良い。
前進させるという強い意志を持ち続けるのが
大事。
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