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2010年12月 6日 (月)

医薬品アクセスの問題を軽視すると、わが国でも医療費増大、健康不安の可能性が

医薬品アクセスの問題を軽視すると、
わが国でも医療費増大、健康不安の
可能性が

2010年12月01日
Biotechnology Japan:Webmasterの憂鬱

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 成長ホルモン分泌不全症であったメッシ
があれだけ、大きくたくましく成長した
のも、遺伝子組み換えによるヒト成長
ホルモンの投与でした。
 才能故にクラブが、ブラジルの
必ずしも豊かではない家庭からスペインに
スカウト、メッシを成長させる
プロジェクトチームを組み、彼に投資した
のですが、世の中にはこうした高価な
医薬品にアクセスできない人々が多く存在
することも忘れてはならないと思います。

 イノベーションを促進するために、知財
や商品化の独占は企業の投資を誘引する
ために止むを得ないと思いますが、
特許期間が切れた後は人類共通の知財
として活用するというのが、特許制度の
本来の目的です。

 これを企業家も消費者も決して
ないがしろにしてはなりません。
 バイオジェネリックはその意味では必然
です。
 品質を維持しながら価格破壊を行うこと
も、我々に必要な技術突破であると、
最近、つくづく思うようになりました。

 皆さんは医薬品アクセスの問題は日本
では問題ないと思っているかも
知れませんが、それは大きな間違いです。

 例えば、造血ホルモンの
エリスロポイエチン(遺伝子組み換えの
バイオ医薬)が、我が国の健康保険では
使用規制が厳しく、我が国の透析患者さん
のヘマトクリット値(赤血球量の指標)は
国際的には極めて低い値であったことを、
今週火曜日に品川で開かれた糖鎖産業
コンソーシアムのランチョンセミナーで
聞き、ぞーっとなりました。

 ヘマトクリット値が低いほど、息切れ
など患者さんの生活の質は劣化します。

 国民皆保険だから安心というのは
大間違いであることを認識しなくては
なりません。
 実際、窓口負担は米国に比べても、
我が国は高く、受診抑制が現実のものと
なっています。
 20年間続くデフレとリーマンショック
以降加速した労働分配率の低下で、企業は
収益は享受していますが、労働者の所得は
低下しています。
 若年層の就業率の低下は深刻で、一部の
調査では大卒の25%が就職が決まって
いないという危機的状況を示しています。

 国民は間違いなく刻々と困窮の淵に追い
やられているのです。
 経済的に余裕がないために、医療機関を
受診しない患者を増やすことは、国民の
健康を損ない、結局は医療費の増大を招き
ます。
 更に、健康に対する不安は社会の活力と
安定をも損ないます。

 幸いにして、透析患者の
ヘマトクリット値は、血中半減期を3倍に
延長したエリスロポイエチンの誘導体
(N結合型糖鎖を天然型の3本から5本に
増加)が商品化したため、我が国でも増加
しました。

 医療費負担には限界がありますが、
財務省の振りまく高齢化社会の恐怖の
イメージによって、医療費を削減し過ぎる
ことも、医療に技術革新を導入することを
阻み、我が国の医療のガラパゴス化、
つまり効能効果が低く、安全性も優れて
いない一時代前の医薬品や医療技術を墨守
する医療を残存させます。

 状況を逆転するためには、GDPの2%程度
を医療に導入し、電子カルテや個人健康
情報管理システムを整備したり、医療機関
の1次からの3次までの適正配分と配置を
推進したり、医療関連人材の養成をしたり、
国民に対する予防プログラムを提供したり
するなど、朽ち果てようとしている我が国
に医療インフラの再構築と国民の教育を
行う必要があります。

 当然のことながら、長期収載薬価などと
ガラパゴス化した概念を排除し、
ジェネリック薬に統合、薬剤費を引き下げ
つつ、革新的な医薬品には価格上の優遇と
高額医療費補助の拡充により、同時に
革新的な医薬品へのアクセスを改善する
ことも必要です。
 勿論、医療の効率化には、現在、医師会
や看護師会、薬剤師会など医療関係業界
団体が握って離さない既得権の規制緩和も
不可欠となると考えています。
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いつもながらの卓見、勉強になります。
正に同意見です。

>医療費を削減し過ぎることも、医療に
>技術革新を導入することを阻み、我が国
>の医療のガラパゴス化、つまり効能効果
>が低く、安全性も優れていない一時代前
>の医薬品や医療技術を墨守する医療を
>残存させます。
そう思います。

>状況を逆転するためには、、、
以降の対策は必須と思います。

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