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2010年12月 3日 (金)

遺伝子の働き復元 がん治す

遺伝子の働き復元 がん治す
朝日新聞アスパラクラブ
科学面にようこそ

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 食生活などの生活習慣や老化、ストレス
といった後天的な要因で遺伝子の働きが
変わる「エピゲノム」と呼ばれる現象を、
病気の診断や治療に役立てる試みが広がり
つつある。
 米国ではがんの治療薬が登場し、国内
でも臨床試験が進められている。


◇エピゲノム利用 治療薬承認へ
 人それぞれ姿形などが違うのは、遺伝子
の塩基配列の違いによると考えられてきた。

 だが近年、塩基配列は同じなのに、
外からの刺激によって遺伝子の働きが
変わり、それが違いを生むことがわかって
きた。これがエピゲノムだ。

 エピゲノムの具体的なしくみとしては、
特定の分子が遺伝子にくっつくことで、
遺伝子の情報が読み取れたり、読み取れ
なくなったりする「メチル化」や
「ヒストン修飾」がある。

 受精卵ではほとんどの遺伝情報が読み
取れる状態になっているが、受精卵から
分化が進み、心臓や筋肉、神経などと
決まった役割を持つようになった細胞では、
メチル化などが進み、それぞれの細胞で
必要な遺伝子しか読めないようになって
いる。

 だが、生活習慣やウイルスなどの影響で、
本来は読み取る必要がある遺伝子が読め
なくなったり、逆に読めないはずの遺伝子が
読めるようになったりすると、がんなどの
原因になると考えられている。

 国立がん研究センター研究所の牛島俊和
部長によると、胃がんと肝臓がんの発生
には、それぞれピロリ菌と肝炎ウイルス
による炎症が慢性化することで、発がんを
抑えるブレーキ役の遺伝子などがメチル化
し、読み取れなくなることが重要らしい。

 メチル化などを正常に戻すことでがんを
治そうという薬も登場している。
 国立がん研究センターなども薬の
臨床試験を実施した。

 米国で2004年に承認された
骨髄異形成症候群に対する抗がん剤
アザシチジンは、メチル化をじゃまして
がんの進行を抑える。
 20カ国以上で販売され、日本でも
年明けに承認される見通しだ。

 ヒストン修飾をじゃまする薬として、
皮膚T細胞性リンパ腫という珍しいがんの
治療薬ボリノスタットが06年に米国で
承認された。
 16カ国で使われ、日本でも万有製薬
(現・MSD)が6月に承認申請した。
 牛島さんは「他の抗がん剤などと
組み合わせて大きな治療効果が見込める」
と期待する。
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エピゲノム利用なかなか面白いですね。

>発がんを抑えるブレーキ役の遺伝子
>などがメチル化し、読み取れなくなる
>ことが
発がんに関係する。
なるほど。

国内でも臨床試験が進められている。
とのことで期待したい。

気になるのは、
>体の細胞やiPS細胞など千種類の
>細胞のメチル化などを数年かけて調べる
>「国際エピゲノム解読計画」も、欧米で
>動き出そうとしている。
日本はどうなんでしょう?

遅れないように進めてください。

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