国内初、経口のMS治療薬を承認申請
国内初、経口のMS治療薬を承認申請
2010年12月20日 20:00 キャリアブレイン
詳細は、リンクを参照して下さい。
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田辺三菱製薬とノバルティスファーマは
12月20日、国内初の経口の多発性硬化症
(MS)治療薬「FTY720」
(一般名=フィンゴリモド塩酸塩)
について、製造販売承認申請したと発表
した。
同薬は、田辺三菱製薬が創製し、海外での
開発権と販売権をノバルティスファーマに
許諾したもので、製品名「ジレニア」として
米国で販売されている。
欧州連合(EU)などでも現在承認申請中
という。
MSは、中枢神経を覆う髄鞘が壊れること
(脱髄)で、中枢神経に繰り返し炎症を
起こす疾患。
脱髄を起こした場所によって、感覚障害、
視神経炎、運動麻痺などの症状を引き
起こす。
薬物療法ではこれまで、注射剤(バイエル
薬品のベタフェロン、
バイオジェン・アイデック・ジャパンの
アボネックス)に限られていたという。
国内の患者数は約1万人で、多発性硬化症
治療薬の市場規模は約75億円という。
同薬はリンパ球をリンパ節に閉じ込める
ことで、神経炎症をもたらすリンパ球の
中枢神経系への浸潤を阻止し、MSに伴う
炎症を抑制するという新しい作用機序を
持つ(スフィンゴシン1-リン酸受容体
調節薬)。
1日1回の経口投与で、疾患の再発頻度や
症状の増悪を抑え、身体障害の進行を
遅らせるという。
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Good Newsです。
日本でもやっとMSに対して経口薬がでて
きそうです。やっと。
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